お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

セックスの基本手順とは? 前戯・挿入・後戯のやり方と注意点【医師監修】

髙橋怜奈

どんな手順でセックスをすればいいか分からない人は意外と多いもの。また、セックスへの不安があってもなかなか人に聞くことは難しいですよね。今回は産婦人科医の高橋怜奈さんに基本的な手順や注意点、不安に思うことについて解説いただきました。

私たちは、セックスについて習う機会があまりありません。どうやってするのか、何をしてはいけないのか、分からないまま経験することになります。

一方で多くの人が、「セックスとはこういうもの」というイメージを持っています。それは、メディアやAVによってつくられたものだと思います。

ここでは一度それを取り払って、セックスには何が大事なのか、それは自分とパートナーに何をもたらすのかを考えながら、一連の手順を見直してみましょう。

セックスの基本の手順

セックスは、「前戯」「挿入」「後戯」の3ステップを踏むと言われることが多いです。挿入行為こそがセックスの本番と思っている人も少なくないでしょう。

けれど前戯と言われる行為が一番好きでメインだと感じている人もいますし、終わった後でいちゃいちゃするのが好きな人もいます。

ですから、そうした性的な触れ合い、やり取りの全てを総合してセックスと呼ぶほうがふさわしいように思います。

ですが、段階を踏んだことで得られるメリットもありますので、以下この順番に従って説明していきます。

STEP1:前戯

前戯とはお互いの体、特に性感帯と言われる場所を愛撫する行為で、これによって挿入をスムーズに行えるよう準備するという目的もあります。この行為自体を楽しむことが、セックス全体の満足度にもつながります。

具体的にはどういった行為を指すのか、前戯の流れに沿って説明します。

(1)「性的同意」を確認する

セックスは、ベッドに入る前から始まっています。まず欠かせないのが、「性的同意」を確かめることです。「性的同意」とは「セックスしたい」という意思をお互いに伝え合う行為のこと。

「したいけど、いい?」と聞かれると「YES」と返ってくることが多いでしょう。しかし、NOを言いづらい状況であったり、言うのが苦手な人は必ずいます。そうではなく、相手が積極的にしたいと思っているかどうかを確認してください。

言葉の響きから堅苦しく感じられるかもしれませんが、ハグをするなど軽いスキンシップをとったり、一緒にシャワーを浴びたりしながら、したい行為、あるいはしたくない行為について話すと、それ自体が親密でセクシーな時間になると思います。

(2)お風呂に入る

性的同意が得られたら、次はお風呂に入りましょう。お互いに清潔な状態でいたほうが、セックスを楽しめる人は多いと思います。特にオーラルセックス(口を使った愛撫の方法、フェラチオやクンニリングス)をしやすくなるでしょう。

性感染症を防ぐにはコンドームが必須ですが、セックスの前後にシャワーを浴びることでも、リスクをある程度減らすことができると言われています。

浴室などがない環境であれば、デリケートゾーン専用のウェットシートが市販されていますので、それで拭き取るだけでも良いでしょう。

またキスやオーラルセックスの際、口には雑菌がたくさんひそんでいますので、歯磨きやマウスウオッシュをするなどのエチケットがあるとより良いでしょう。

(3)スキンシップをとる

会話をしながら、全身を触れ合わせたりキスをしたりといったスキンシップを重ねていくと、無理なくゆるやかに気持ちも高まっていくでしょう。

前戯というと、最初からいきなり性感帯や性器に触れようとする人がいますが、それは逆効果となることもあります。

できるだけ性感帯と遠いところから、そしてソフトなタッチから始めたほうがいいことを覚えておいてください。

参考記事はこちら▼

前戯とはそもそも何? 男性と女性、それぞれの前戯の目的とやり方のコツ、挿入へ移るタイミングの見極め方も紹介します。

STEP2:挿入

ある程度、前戯でお互いの心と体がほぐれてきたら、男性器を女性器に挿入します。

この時、男性は勃起すれば挿入可能ですが、女性が受け入れ可能かどうかは見極めにくいところがあります。

前戯によって心身が興奮すると体液が分泌され、「濡れる」と言われる状態になりますが、では濡れていれば挿れていいのかというと、まだ受け入れる準備が整っていないこともあるので、注意が必要です。

挿入のタイミングを決めるのは、基本的に女性であることが望ましいでしょう。

性器が充血して赤く、ふっくらした状態になっていれば挿入は比較的スムーズだと思いますが、それをじっくり観察したうえで判断するのは難しいですし、観察されることに抵抗を覚える人もいます。

そんな時は女性側が「今なら大丈夫」とGOサインを出すのがベストです。

といっても、経験が浅い女性にはそれもハードルが高いです。そして、いざ挿入してから「まだ早かった」と感じることもよくあります。

この状態で男性がピストン運動を始めると、乾いてしまったり痛みが出たりして、女性に苦痛が生じやすくなります。

その場合は体が受け入れている状態に慣れるまで、男性は動かずにじっと待ちましょう。2人の体がなじんでから、ゆっくりと動き始めます。

この過程においても、会話をしながらお互いの状態を共有していくことは不可欠です。セックスの最中も積極的に言葉を交わしましょう。

参考記事はこちら▼

もしも挿入できなかったら……。挿入で入らない場合の原因や対処法を解説します。

参考記事はこちら▼

濡れにくい場合はローションを使うことも。選び方のポイントはこちらの記事を参考にしてみてください。

STEP3:後戯

男性が射精すればセックスは終わり、そう思っている人は少なくないかもしれません。男性にとってはオーガズム=射精で、快感の最高潮を体験したことになるでしょう。けれどその時点で女性側も満足しているとはかぎりません。

女性がまだ快感を十分に得られていないようなら、^男性が指や口を使って、オーガズムまで達したり、ひとしきり満足したりするまで愛撫したほうが女性の満足度を高めることができます。

ただし、そうした行為は特に必要なく、そのまま一緒に眠りたいという女性もいますので、これも必要かどうか言葉にして確認することをおすすめします。

また、セックスの後は男女共に排尿してください。清潔を心掛けていても、性器の周りにはさまざまな菌が存在し、セックスをするとその菌が尿道に入り込みやすくなります。

菌が膀胱にまで届くと、膀胱炎になる可能性があります。女性のほうが尿道が短く、膀胱へと達しやすいと言われていますが、男性にもリスクがあります。

さらに付着した体液をそのままにしておくよりも、洗い流したほうが性感染症のリスクをある程度は減らせるので、セックスの後もシャワーをしっかり浴びるほうがベターです。

参考記事はこちら▼

エッチの後すぐ下着をつける人の割合は? アンケート貯砂の結果を発表します。

参考記事はこちら▼

セックスの後は会話も重要。ピロートークのコツをチェックしておきましょう。

次ページ:セックスをする時の注意点

SHARE