【例文つき】女性のキャリアプランはどう立てる? ポイントを注意点
女性がキャリアプランを考える上で、どんなポイントを意識すると良いのでしょうか。また、就職や転職の面接でキャリアプランについて聞かれた時、どう答えるのがベター? この記事では、例文を交えて女性ならではのキャリアプランの立て方について紹介します。
就職や転職の面接で、キャリアプランについての質問をされたことがある人は多いのではないでしょうか。
長期的にキャリアを築いていく上では、結婚や出産、育児といった、ライフイベントに関わる女性もいるため、答え方が難しいと感じることもあるでしょう。
そこで今回は、キャリアプランを立てる上でのポイントについて例文と共に解説します。
キャリアプランとは? どうして必要なの?
キャリアプランというのは、自分自身が仕事でどうなりたいかについて、将来の計画や考えを示すものです。
就職や転職をする際の面接などで聞かれることが多く、目標を持っているのか、成長意欲が見えるのかについての判断材料とされます。
キャリアプランを立てておくメリットとしては、自分の将来を計画しやすくなることが考えられます。
また、明確な目標があればモチベーションアップにもつながるでしょう。理想の生活をかなえるためにも、キャリアプランを立てておくことは重要であるといえます。
女性がキャリアプランを立てる時のポイント
キャリアプランを立てる時に着目したいポイントについて解説していきます。これからキャリアプランについて考える皆さんは、ぜひ参考にしてみてください。
キャリアプランを組み立てる時の着眼点
・結婚や出産、育児について考える
・高い目標設定と達成までのプランを立てる
・短期的な目標と長期的な目標を立てる
・現在努力していることをリストアップする
まず、結婚や出産、育児などの私生活の部分について織り交ぜて考えることが大事です。
将来は結婚したいと考えている場合、結婚したら仕事はどうするのか、子どもを望む場合、出産後は育児と仕事をどう両立させていくのかなど、難しい問題ではありますが、しっかりと考えておきましょう。
次に、目標と達成までのプランを立てておくと好印象です。どんなことに取り組みたいのかなどを考え、それを達成するためにはどんなスキルや経験が必要なのかを明確にしておきましょう。
目標を立てる際は、半年や1年などの短期的な目標と、3~10年など長期的な目標を立てておくのがおすすめです。具体的な数字を出すことや、目標を細かく立てていることで、達成しようとする意欲を見せることもできるのです。
最後は、目標に対して現在頑張っていることもリストアップしておきましょう。将来やりたいことについて何をしているのかが分かると、目標に対する本気度をはかりやすくなります。自分がどのくらい本気なのかを伝えるためにも、今何を頑張っているのかアピールしましょう。
女性のキャリアプランの例文
ここからは、面接などで使える女性のキャリアプランの例文を紹介していきます。以下を参考に、オリジナルのキャリアプランを考えてみてくださいね。
具体的にポジションを提示するパターン
具体的になりたいポジションや役職が決まっているのであれば、それを目標としてキャリアプランを組み立ててみましょう。
具体的な数字を出したり、現在努力していることに触れたりすればアピールにもつながります。
例文
私は大学時代にマーケティングについて学んでいました。御社では、大学で学んだ知識を活用して、マーケッターとして貢献したいと考えております。
5年後には一流のマーケッターとして教育などにも携われるよう尽力いたします。10年後には、セミナーなどに参加できるマーケッターになることを目標としております。
現在はマーケッターとしての知識をつけるために本を読んだり、セミナーに参加したりしております。
御社には女性のマーケッターも多くいることから、結婚や出産時のサポートも充実していると伺っております。女性のための制度が充実している御社であれば、10年以上先も成長できると考えております。
企業独自の取り組みや制度に着目するパターン
企業が独自に行っている取り組みや制度に興味を持ったとするパターンです。
企業研究が大事になりますが、共感できた部分や携わりたい部分をしっかり押し出してアピールしましょう。
例文
私は女性の社会進出をサポートする仕事をしたいと考えております。そこで、さまざまな支援制度やサポート体制が充実している御社で学びたいと思っております。
現在は産業カウンセラーの資格を取得するため、日々勉強しております。将来的には女性のサポートができるカウンセラーとして活躍したいです。
御社では結婚後や出産後も働いている女性が多いと伺っておりますので、話を聞きながら学んでいきたいです。
目標とそのためにやっている努力をアピールするパターン
自分の目標と今取り組んでいることについてアピールをするのも効果的です。
高い目標や具体的な目標は想像もしやすく、計画性の高さもアピールできるでしょう。今何を頑張っているのかも触れることで、好印象を抱いてもらいやすくなります。
例文
専門学校では美容関連の勉強をしておりましたので、御社では美容部員として働きたいと思っております。
5年後にはメイクアップアーティストとして独立したいと考えており、10年後には一流と呼ばれるレベルまで昇り詰めたいと思っております。
現在は新作のメイクを自分で試してみたり、友人や家族にメイクをしたりしております。少しでも多くの女性に自信を持ってほしいので、メイクをする際は悩みやコンプレックスを解消するように心がけております。
メイクにかかわる資格の勉強もしておりますので、知識も劣らないよう努力していきます。
結婚や出産・育児について触れるパターン
もし将来、結婚や出産を考えている場合、それらのことについて触れておくのも良いでしょう。
結婚後も仕事を続けたい、育児と仕事を両立させたいとアピールすることで、企業側にも長く勤めてくれそうだと感じてもらえるでしょう。
例文
現在結婚を考えている相手がおりますが、結婚後も仕事を続けていく予定です。3~5年後には出産や育児があるかもしれませんが、家族と協力しながら仕事との両立をしていきたいと思っております。
御社では子育てをしながらも活躍する女性社員がたくさんいると伺っております。ロールモデルとなる社員が多くいることは自分の将来像をイメージしやすく、また、両立にあたってのさまざまなアドバイスを得られるとても良い環境だと感じております。
キャリアプランを聞かれた時の注意点
就職や転職などでキャリアプランを聞かれた時に気をつけておきたいポイントについて解説していきます。
就職や転職の面接で聞かれた際は、心にとめておきましょう。
(1)「分かりません」と答えない
キャリアプランがきちんと立っていなくても、「分かりません」とは答えないようにしましょう。
将来的にどうなりたいのかを描けていないということは、なんとなく生活している人だと判断されかねません。その人自身の仕事に対する考え方を知ることも難しくなってしまうので、好印象を抱かれづらくなるでしょう。
(2)企業の目的と違うことを答えない
企業が求めている人物像や目的と違った答えを出してしまうのも危険です。企業とズレていると判断されてしまう可能性が高くなります。
企業がどのような人を求めているのか、どのような制度があるのかなどの企業研究はしっかりとしておきましょう。
研究した上で、共感できる部分やスキルを活かせそうな部分を見つけると、面接でも自身のキャリアプランと織り交ぜながらしっかりアピールできるでしょう。
(3)入社10年後を見据えておく
入社してもらうからには長く働いてほしいと考えている企業がほとんどです。
そのため、結婚や育児なども含めて10年間後くらいのキャリアプランを立てておくと良いでしょう。
ただその際、「結婚したらやめる・育児するタイミングで退社する」といったプランを組み込んでしまうとマイナスイメージにつながる場合もあるので、長い目で計画することをおすすめします。
女性のキャリアプランを考えてみよう
キャリアプランは、就職や転職の面接で聞かれることが多いです。
結婚や出産、育児といったライフイベントに関わる女性も多いため、キャリアプランを立てる上で、私生活との両立についても考慮しておくと自分の将来像を描きやすいかもしれません。
また、企業の目的や求めている人物像とズレがないよう、事前に研究をしておくと良いでしょう。紹介した例文を参考に、自分なりのキャリアプランを組み立ててみてください。
(たむたむ)
※画像はイメージです
※この記事は2021年12月23日に公開されたものです