ふるさと納税は節税になる? どれくらいお得? 申請方法も解説
「ふるさと納税は節税にならないって本当?」「実際お得なの?」など、ふるさと納税に疑問を持っている人も多いと思います。今回はファイナンシャルプランナーの景山一輝さんに、ふるさと納税の仕組みや控除・還付を受ける手続きについて解説してもらいます。
最近、「ふるさと納税をすると節税できるって聞いたけど、どれくらい節税できるのかも仕組みもよく分からない……」というご相談を受けることが増えてきました。
テレビCMなどでも耳にすることが増えてきた今こそ、ふるさと納税の「ハテナ」を解消してみましょう。
目次
そもそも「ふるさと納税」って何?
よく耳にする「ふるさと納税」ですが、一体どのような仕組みなのでしょうか?
ふるさと納税は「応援したい自治体を自分で選んで寄附できる制度」
ふるさと納税制度は、「今は引っ越して地元を離れてしまったけれど、生まれ育ったふるさとに貢献したい」「応援する自治体を自分の意思で選びたい」という目的のために創設された制度です。
そのため、「ふるさと(=自分の生まれ故郷)」だけでなく、どの自治体にもふるさと納税を行うことができます。
各自治体のふるさと納税についての考え方や寄附金の使い道などは、ホームページ等で確認できます。それらを見た上で、応援する自治体を選ぶのも良いでしょう。
ふるさと納税は節税にならない?
ふるさと納税について調べたことがある人の中には「ふるさと納税は、『納税じゃなくて寄附だから節税にならない』って聞いたけど、本当はどっちなの?」という疑問を持っている人もいると思います。
その疑問の答えは「両方とも正解」です。
ふるさと納税には「納税」という言葉がついていますが、実際には都道府県や市区町村への寄附です。
そして、その寄附金額の一部が、翌年の所得税及び住民税から控除されます。そのため、結果的に税制メリットを受けられることになるのです。