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日用品から食の勉強まで。3人のプロが“くらし”に投資したもの

【特集】私の自己アゲ投資

マイナビウーマン編集部

お金、時間、手間を自分のためだけにかけるのって、なんだか自分を大切にしているようで気分が上がる。キャリア、ライフステージ、スキル、お金、美容……私を「アゲて」くれるものってなんだろう? 私たちが今からできて、自分をどこか「アゲて」くれる自己投資の方法を紹介する本特集。今回はくらしのスペシャリスト3名に「自己アゲ投資」を伺いました。

コロナ禍でおうち時間が増えている今、「くらし」にお金や時間、手間を投資する人が増えているようです。家具・家電に始まり、料理へのチャレンジ、はたまた引っ越しまで……。くらしの質を上げる方法はたくさんあって、投資するにも際限がないですよね。

そこで今回は、くらしにこだわりがあるスペシャリスト3人に「やって良かった自己投資」を教えてもらいました。

フードデザイナー・須賀いづみさんの場合

今年はワインの勉強にお金と時間を投資しました! ずっと興味のあったワインエキスパートの資格に挑戦。今年度の試験に無事合格してホッとしているところです。

コロナ禍で、趣味だった海外旅行にも行けなくなりましたが、こんな時期だからこそ、外に目を向けて自分の世界を広げるよりも、知識を深めて自分の内側を深く耕すことをしたいと思うようになりました。

スクールに通うほど真剣の勉強したのは学生以来。もともとワインは好きでよく飲んでいましたが、感覚で好みをひとこと言える程度でした。何がどう好きなのかを言語化できないことがいつももどかしかったのですが、勉強することで「聞いたことはある」から、「意味まで分かる」に変化して、今まで疑問に思っていたことがかなりクリアになりました

また、試験対策としてワインを体系的に学ぶことで、改めて世界の歴史や地理を深く知ることができたのはこの勉強の副産物。これからまた海外旅行に行けるようになったときも、その国のことをもっと深く楽しめそうです。

今後は家でワインを楽しむためのレシピなども考案していきたいと思っています。食とのペアリングもワインを楽しむ大きな要素なので、食の仕事をしている私にはとても有意義な学びになりました。

整理収納アドバイザー・Fujinaoさんの場合

「毎日手に触れる道具にこそ投資を」これが私のモノ選びのモットーです。

片づけで大切なのは“自分を大切に扱ってあげること”。ですから、来客用の品や他人の目を意識した見栄のためにお金を使うよりも、自分が毎日使う道具に投資をしています。

例えば、食器や電気ケトルなどの日用品。本当に気に入ったデザインや使い心地の良いモノが見つかれば、多少高くてもそちらを選ぶようにしています。そうすることで大切に思えるモノだけが残り、中途半端なモノは購入しなくなるからです。

すると日々のくらしの気分と質が上がり、片づけのやる気も起きます。更に、毎日きちんと整ったくらしをすることで自己肯定感も上がりますので、日用品への投資は人生への投資と言っても過言ではないのではないでしょうか?

以前は「特別な時にこそ特別なモノを。普段使いするモノは手頃なモノで充分」と思っていました。しかし、お金の使い方を逆にして自分自身の日常を大切にすることで、日々の暮らしにスポットライトが当たり、自分自身の価値観や人生観も大きく変わったと感じています。そう、人生の大半は「特別な時」ではなく「日常」なのです。

皆さんもぜひ、毎日手に触れる道具への自己アゲ投資を始めてみませんか?

節約ブロガー・ののこさんの場合

コロナ禍で外食する機会が更に少なくなり、必然的にキッチンに立つ時間が長くなりました。外食もお出かけもなかなか出来ない環境で、毎日淡々と家事をするのは正直しんどい……修行僧のようにずっと我慢を続けるのは至難の業……。

おうち時間が少しでも楽しくなるように、出来れば家事もルンルン気分でやりたい! 家事のやる気スイッチを入れるために毎日使うモノにお金をかけたいと思い、キッチングッズはお気に入りのモノを購入しました。

好きなモノに囲まれてする家事って楽しい! お気に入りのモノを使う事によりテンションが上がり、家事が億劫になるのを防いでくれています。

キッチングッズに投資したおかげでお惣菜のお持ち帰りや出前に頼らずに済み、結果的に節約にも繋がりました!

日々のくらしへ投資すると毎日が豊かに

日用品からワインの勉強まで、さまざまな「自己投資」を紹介していただきました。

3名に共通しているのは、くらしへの投資は仕事や趣味、生活の向上に直結し、長い目で見れば人生も豊かにしてくれるということ。自分の内面やお家のことに目を向ける時間をゆっくりとれる今こそ、くらしに投資するチャンスかもしれませんね。

普段は「外」のことで手がいっぱいになってしまう人も、この機会にくらしへの投資について考えてみてはいかがでしょうか。

(文:須賀いづみ・Fujinao・ののこ、編集:照井絵梨奈/マイナビウーマン編集部)

※この記事は2021年11月12日に公開されたものです

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