新年の挨拶に使える文例8つ(ビジネスメール編)
新年の挨拶の注意点
新年を迎えるにあたって、挨拶の文面では明るい晴れやかな印象を与えたいもの。挨拶メールや年賀状を送る上での注意点を押さえ、お祝いする気持ちが伝わるようにしましょう。
目上の人には1文字・2文字の賀詞は使わない
「寿」「春」「賀」「賀正」「迎春」「新春」など、1文字・2文字の賀詞は略語にあたります。
これらの賀詞は部下や同僚に使うのはOKですが、目上の人には失礼になってしまいます。目上の人には以下のような4文字、あるいは改まった賀詞を使います。
・謹賀新年
・謹賀新春
・謹んで新年をお喜び申し上げます
・謹んで新春をお祝い申し上げます
縁起の悪い言葉は使わない
お祝いの雰囲気を壊さないためにも、暗く縁起の悪い言葉は避けるようにしましょう。
例えば「去年」の「去」には「去る」という縁起が良くない意味があります。そのため「去年」ではなく、「昨年」「旧年」を使います。
また、以下のような忌み言葉は避けましょう。
・終わる
・絶える
・滅びる
・枯れる
・苦しむ
・別れる
・失う
・流れる
・壊れる
・倒れる
・切れる
・傾く
・衰える
・弱る
・病気
「コロナ禍」の「禍」も使わない
新年の挨拶の中で、コロナについて触れることもあるかもしれません。
しかし「コロナ禍」の「禍」という字は「わざわい」という意味なので使わないようにします。
過度な心配よりは、新たな希望に向かえるような文面が良いでしょう。
マナーを押さえて気持ちの良いスタートを
新年の挨拶はビジネスパーソンにとって節目になるもの。気持ちよく仕事をスタートさせるためには、丁寧さ、礼儀が大事です。
頻繁にメッセージを送り合ってはいなくても、新年の挨拶をきっかけに久しぶりに連絡をもらえると心遣いやつながりを実感できてうれしいものです。
ぜひこの記事を参考に、好印象を与える挨拶をしてみてくださいね。
(三上ナナエ)
※画像はイメージです
※この記事は2021年11月04日に公開されたものです