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「拝啓」の意味と使い方は? ビジネス文書の書き方と例文を解説

前田めぐる(ライティングコーチ・文章術講師)

「拝啓」の後に続く挨拶例文

「拝啓」の後には、「春暖の候」「秋冷の候」など時候と、相手への挨拶(安否、お祝い、感謝、ご無沙汰のお詫びなど)が続きます。

慣用的によく使われる言葉があるので、いくつか知っておくと便利でしょう。

なお、時候の挨拶では「季語」(俳句などで使われる季節の言葉)を意識すると、季節感豊かな印象になります。

春:時候の挨拶+お祝いの挨拶

春の挨拶には、以下のようなものがあります。

例文

・春暖の候、貴社ますますご隆昌(りゅうしょう)のこととお慶び申し上げます。

夏:時候の挨拶+安否の挨拶

夏の挨拶には、以下のようなものがあります。

例文

梅雨明けとともに本格的な夏を迎えました。部署の皆さまはお元気でお過ごしでしょうか。

秋:時候の挨拶+感謝の挨拶

秋の挨拶には、以下のようなものがあります。

例文

秋冷の頃、平素は格別のご厚情にあずかり誠にありがとうございます。

冬:時候の挨拶+お祝いの挨拶+お詫びの挨拶

冬の挨拶には、以下のようなものがあります。

例文

向寒のみぎり、ご清祥(せいしょう)のことと存じます。大変ご無沙汰いたしまして、恐縮しております。

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