「辟易する」の「辟易」って? 意味や使い方を解説(例文付き)
「辟易」の類語や言い換え表現
「辟易」は日常会話ではあまり使うことがない表現です。
そのため無理に会話の中に使ってしまうと、相手に意味が伝わらなかったり少し不自然に聞こえてしまうことも。
日常でも使われることが多い「辟易」の類語や言い換え表現を覚えて、シーンや相手に合わせた言葉を使ってみましょう。
「うんざりする」「嫌気が差す」「憂鬱」「閉口する」
「辟易」は、「うんざりする」「嫌気がさす」「憂鬱(ゆううつ)」という意味でも使われます。
それぞれのニュアンスの違いを覚えて、最適な言葉を選択するのがおすすめです。
「うんざりする」
うんざりするとは、「物事に飽きて嫌になること」です。
辟易は迷惑を受けて嫌になることを指しますが、うんざりは同じ状況が続きすぎて、飽きている場合に使ってみてください。
「嫌気が差す」
嫌気が差すとは、「嫌な気持ちが起こること」を指します。
「憂鬱(ゆううつ)」
憂鬱とは、「気持ちがふさいで晴れないこと」を表す言葉です。
「閉口する」
閉口とは、「手の打ちようもなく困らされること」といった意味を持つ言葉です。
「足がすくむ」「ひるむ」「たじろぐ」
「辟易」は、「足がすくむ」「ひるむ」「たじろぐ」という言葉にも言い換えられます。
「足がすくむ」
足がすくむとは、「恐怖や緊張により足がこわばり動けなくなる様」という意味です。
「辟易」を使った場合は具体的に体がどうなるのか伝わりませんが、「足がすくむ」であれば、その時の状況を想像しやすいです。
実際に足がすくむような思いをした場合は、「辟易」よりもイメージしやすい「足がすくむ」で表現するがおすすめです。
「ひるむ」「たじろぐ」
ひるむには、「怖気づいて尻込みする」「気後れする」という意味があります。
また、たじろぐとは「相手に圧倒されて尻込みする様」を指します。
「ひるむ」も「たじろぐ」も、「辟易」の意味と似ています。「辟易」よりも状況が伝わりやすい表現なので、「辟易」だと意味が分かりづらいかなと思った際には、これらの言葉に言い換えると良いでしょう。