目上の人に使ってOK? 「かしこまりました」の意味と使い方
「かしこまりました」の使い方と例文
「かしこまりました」を使うシーンは接客などでの口頭で使う場合と、メールなどの文面で使う場合があります。
それぞれ使い方にポイントがあるので、意識しながらぜひ活用してみてください。
【接客】お客様の要望を承諾する際に使う
飲食店やサービス業で接客する際に使われる「かしこまりました」は、お客様から何かを頼まれた際によく登場する言葉です。
ただ「かしこまりました」だけでも良いのですが、その後に頼まれた内容を復唱することで、要望を今一度確認でき、なおかつ「しっかり覚えてくれているな」とお客様から好感を持たれるようになります。
また、頼まれた内容が不明確な場合は「かしこまりました。OOでよろしいでしょうか?」と続けるとさらに要望を明確なものにすることができます。
逆に理解できていない場合は「かしこまりました」を使わずにもう一度聞き返すようにしましょう。
さっそく例文を覚えて接客する際に使ってみてください。
例文
・かしこまりました。お箸をもう一膳お持ちいたします。
・かしこまりました。裾上げはこちらの商品のみでよろしいでしょうか?
・かしこまりました。パスポートの更新ですね。
【メール】文末に一言プラスして使う
目上の人や取引先へのメールで「かしこまりました」を使う場合は、ぶっきらぼうな印象にならないように文末に一言添えて返すのがポイントです。
例えば取引先から「明日の会議は14時からでよろしくお願いいたします」と会議の日程についてメールが届いた場合について説明します。
これに対して「かしこまりました」だけで返すのと「かしこまりました。明日はどうぞよろしくお願いいたします」で返すのとでは全く印象が違います。
一言添えた方が丁寧で気さくな印象になり、メールを受けとった相手は今後もやり取りしていきたいという気持ちになります。
また、「かしこまりました」の後に具体的なコメントを記載することで、「この人は自分の言ったことを理解してくれている」という信頼にもつながるでしょう。
例文からテクニックを覚えて、ビジネスシーンで取り入れてみてくださいね。
例文
・かしこまりました。当日お会いできるのを楽しみにしております。
・かしこまりました。明日までに資料を作成いたします。
・かしこまりました。ご連絡ありがとうございます。
「かしこまりました」はシーンで使い分けよう
丁寧な印象を与える「かしこまりました」という言葉ですが、逆に身近な人などには距離感を与えてしまう場合があります。
ビジネスでは「かしこまりました」の他にも「分かりました」や「承知しました」など、意味は一緒でもニュアンスが異なる表現がたくさんあります。シーンごとに使い分けて気の利いた返しができるようにしましょう。
(uzura)
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※この記事は2021年05月31日に公開されたものです