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「感慨深い」の意味は? 使い方と言い換え表現

aoi okamoto

ビジネスシーンにおける使い方

ではビジネスシーンにおける「感慨深い」の使い方についても掘り下げて紹介します。

シーン別の使い方

「感慨深い」が使われるビジネスシーンの代表的なものとして「スピーチや演説をする時」と「何か目標やプロジェクトを達成した時」の2つが挙げられます。それぞれのシーンでどのように「感慨深い」という言葉が用いられているのか見ていきましょう。

スピーチや演説の時

まずスピーチや演説をする場合です。何か努力してきたことが形になった時や、節目を迎えた時に、こみ上げるうれしさを伝えたいシーンで「感慨深い」を使うことによって、よりビジネスシーンらしいかしこまった表現になります。

目標やプロジェクトを達成した時

また、何か目標やプロジェクトを達成した時にも使われることが多いです。

大きな案件やプロジェクトを達成した時や、長い月日をかけて何かを成し遂げた時のうれしさも「感慨深い」という言葉を使うと、ビジネスシーンに適した丁寧な表現となります。

「感慨深い」は目上の人にも使える?

目上の人に対して「感慨深い」という言葉を使うのは失礼に当たるのでNG。あまりおすすめできません。

なぜなら、「感慨深い」はそれなりの時間と努力があってこそ使える言葉だから。つまり、目上の人に対して使ってしまうと、まるでその人のこれまでの実績や経験したことを、全て知っているかのような“上から目線”に聞こえてしまいます。

今まで積み上げてきたものを知らない部下や後輩が、上司の行動に対し「感慨深いものがあります」と言ってしまうと失礼に当たりますので十分注意しましょう。

「感慨深い」は二重表現なのか

「感慨深い」は、「頭痛が痛い」のように重複した言葉ではないかと疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

「感慨」の本来の意味に「深く心に感じて」というニュアンスがあるので、「深い」という言葉の重複になるのでは? といった議論です。

「深い」という意味は重なってはいますが、結論から言うと、感慨深いは重複した言葉とは言えません。

「感慨=心に深く感じること」の状態がより「深い」ことを表しているので、「感慨深い」という表現はより心の深いところで感動している様子を相手に伝えることができる表現となります。

次ページ:「感慨深い」の言い換え表現

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