コンセンサスとは? 意味や正しい使い方
「コンセンサス」を含む用語や語句
ビジネスシーンで頻繁に見聞きする「コンセンサス」。
そのまま単体で使われることも多いですが、他の言葉と組み合わせた熟語として使われることもあります。
「コンセンサス」を含んだ用語や語句をいくつか覚えておきましょう。ビジネスシーンで役立つ時があるかもしれません。
コンセンサス方式
コンセンサス方式は、主に会議などで議題の可否を決める場合に使われる方式です。投票などで決議案の採択を決めるのではなく、参加者の中に反対意見の人がいなければ全会一致したものとみなして決議を採ります。
国連総会や安全保障理事会、世界貿易機関などでも採用されている方式で、全員が納得しているため無駄な時間をかけずに議題を進められる点が最大のメリットです。
一方、一人でも反対意見の人がいればいつまで経っても議案を採択できない点には注意しなければなりません。
コンセンサスゲーム
コンセンサスゲームとは、ある議題について参加者全員で合意を形成していくゲームのことです。
社内研修やグループワークなどで用いられることが多く、合意を得るプロセスを学んだり、チームビルディングやコミュニケーションを構築したりすることが主な目的です。
多くの場合1チーム4〜6名で形成され、議題についてまずは自分で考えた後、20分程度のディスカッションを通してチーム全員が納得のいく結論を導き出します。
コンセンサスレーディング
コンセンサスレーディングは、株式投資に関する用語の1つで、さまざまな証券会社アナリストの投資判断の平均値のことを言います。
それぞれのアナリストの投資判断を1〜5までの数値で表し、5が最も強気、1が最も弱気としてその平均値を計算します。したがって、コンセンサスレーディング5は投資判断の平均が「強気」、コンセンサスレーディング3は「中立」となるわけです。
ただし、銘柄ごとに合計で何人のアナリストが投資判断を出しているかは異なるため、あらかじめよく確認しておいた方が良いでしょう。