コンセンサスとは? 意味や正しい使い方
「コンセンサス」の正しい使い方と例文
ビジネスシーンで使う場合は、元々の意味と若干ニュアンスが異なる「コンセンサス」という言葉。誤用を避けるためにも、日本語における正確な使い方を確認しておきましょう。
ここからは、「コンセンサス」の正しい使い方を例文つきで紹介します。
「合意」や「全員一致」の意味で使う時
「コンセンサス」を「合意」や「全員一致」の意味で使うのは、主に複数人の相手から同意や了承を得たい場合です。
具体的には、会議やプロジェクトの方向性を決める時などに使われることが多いため、フォーマルな場で正しく使用できるように例文を確認しておきましょう。
例文
・全員のコンセンサスを得ることができたため、議案は無事可決された。
・新しいプロジェクトに関して、A社のコンセンサスが必要となるだろう。
「根回し」の意味で使う時
プロジェクトを円滑に進めたかったり、会議で自分の案を確実に通したかったりする場合、上司や関係者からの同意は不可欠となりますよね。
「コンセンサス」は、このような場合に「関係者に事前に根回しをする」という意味でも使える言葉で、「コンセンサスを図る」や「コンセンサスをもらう」などと表現することが多いです。
例文
・上司からのコンセンサスを取ることは、プレゼンの成功に大きく影響する。
・全員一致を狙うためにコンセンサスを図る必要がある。
・部長からのコンセンサスはもらっているのか?
正しく「コンセンサス」を使おう
ビジネスシーンでよく見聞きするものの、具体的な意味を理解できていない人が多い「コンセンサス」という言葉。馴染みの薄いカタカナ語のため、正しい使い方が分からず悩んでしまいますよね。
しかし、ビジネス上での意味や用語などを一度理解してしまえば、誤用を避けることが可能です。
「コンセンサス」の例文も併せて確認しておき、会議や商談時などでスムーズに使えるようにしましょう。
(Sai)
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※この記事は2021年05月21日に公開されたものです