「お手柔らかに」の意味は? 正しい使い方と返事の仕方
「お手柔らかに」への返事
スポーツの試合前や、ビジネスシーンで相手から「お手柔らかに」と言われた場合、どのような返事をすれば良いのでしょうか。
「お手柔らかに」という言葉を額面通り受け取って、「はい、手を抜きます」と返すのは失礼にあたるでしょう。一般的には下記のような言葉で返事をします。
「よろしくお願いします」
返事として考えられる言葉の1つ目は、「よろしくお願いします」です。
相手は「自分よりも格上(実力がある)」と謙遜する気持ちを込めて「お手柔らかに(お願い致します)」と使います。
その気持ちを素直に受け止める場合は「よろしくお願いします」という言葉を使うのがいいでしょう。
「こちらこそ、お手柔らかに」
返事として考えられる言葉の2つ目は「こちらこそ、お手柔らかに」です。
「お手柔らかに」は社交辞令で使われることもあるため、必ずしも格下の相手が使ってくるというわけではありません。
場合によっては目上の人や、自分が格上だと思っている人が使ってくることもあります。
その場合の返事は「こちらこそ、お手柔らかにお願い致します」と返事をし、自分も敬意をもっていることを表すといいでしょう。