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「お手柔らかに」の意味は? 正しい使い方と返事の仕方

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「お手柔らかに」を使う場合の注意点

基本的には、相手に敬意を示したり謙遜したりする表現である「お手柔らかに」という言葉。使い方によっては、相手に誤解を与える可能性もあるので注意が必要です。

ビジネスシーンには適さないこともある

「お手柔らかに」は、一般的にはスポーツの試合や勝負のあいさつとして使われるため、ビジネスシーンには適さないと考える人もいます。

例えば、初めて会った相手に「今回の商談は、お手柔らかにお願いいたします」という表現を使うと、「この人は自信がないんだろうか」と違和感を抱く人もいるでしょう。

ビジネスシーンで「お手柔らかに」という表現を使う場合は、ある程度親しい関係や、顔見知りの相手などに使うことが理想的です。

「嫌味」と捉えられることもある

「お手柔らかに」には「手加減してください」というニュアンスがあります。そのため、自分よりも明らかに実力が上の相手から、「お手柔らかに」と言われると、嫌味のように聞こえることもあるでしょう。

例えば、あるスポーツの日本代表選手が、初心者の中学生に「お手柔らかに頼むよ」とあいさつをするなど、実力差が明らかな場合にこの言葉を使われると、嫌味のように聞こえてしまうでしょう。

そのため、「お手柔らかに」という言葉を使う際には、相手との関係性や立ち位置を理解しておくことが大切です。

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