イライラの解消法とは? いら立ちの原因と対処法
生きていれば、イライラしてしまうこともあります。どうすればイライラを解消させることができるのでしょうか? 心理カウンセラーの大塚統子さんに、イライラの原因や対処法を教えてもらいました。
誰だってイライラすることはありますよね。
でも、ちょっとしたことですぐにイライラするとか、イライラがおさまらなくて目の前のことに集中できないようだと、困ってしまうのではないでしょうか。
「イライラしやすい自分を変えたい」「イライラしにくくなりたい」と思う人に、イライラする原因と自分でできる解消法を紹介していきます。
イライラしやすいのはなぜ? 知っておきたい原因
体調不良や疲労など、体の調子によってイライラしやすくなることはあります。
それとは別に、心理的にはどんなことが原因でイライラしやすくなるのでしょうか。ここではいくつか原因をピックアップして紹介します。
(1)自分にも他人にも厳しいから
責任感が強く、何事も完璧に取り組もうとするタイプの人は、思うようにできないとイライラしやすい傾向があります。
また、「~するべき」「~してはいけない」といった自分なりの決め事が多い人は、それを自分にも他人にも厳しく求めがちです。求めることが多い分、かなわないことも増え、イライラしやすくなってしまうのです。
(2)我慢していることがあるから
例えば、「自分のことは自分でする」とできるだけ周りに頼らないように頑張ってきたタイプは、何でも他人にやってもらおうとする人にイライラしやすいでしょう。
自分が我慢していることや自分自身に禁止していることがあると、それを他の人が自由にしているのを見た時にイライラしやすくなります。
(3)怒りで心を守っているから
分かってほしくても、分かってもらえないことはあるものです。
そんな時に、悲しい・寂しいといった気持ちではなく、「なんで分かってくれないの!」という怒りの感情が起こる人がいます。これは、悲しい・寂しいといったつらい気持ちを感じないように、怒りで心を守っている状態だからです。