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返報性の原理(法則)とは? ビジネス・恋愛での活用例

秋カヲリ

返報性の原理を使う上での注意点

このように返報性の原理はとても便利ですが、何でもうまくいくわけではありません。

活用する上での注意点を解説します。

(1)なんでもかんでも与えようとしない

返報性の原理を意識するあまり、相手に与えすぎてしまい疲弊する人がいます。

確かに返報性の原理は「何かを与えられればお返ししたくなる」というものですが、100%そうなるわけではなく、必ず同じ分だけ返ってくるわけでもありません。

何事もほどほどにするのが肝心です。自分が身を粉にして与えすぎると、悪い人に利用されて搾取されてしまうリスクもあるので気をつけましょう。

(2)見返りを求めすぎない

返報性の原理とは、「ギブアンドテイク」の関係をつくるということです。

わらしべ長者の発想でより多くの見返りを得ようとすると、期待通りの結果が得られずに落胆したり、相手に見透かされたりして関係性が悪化します。「少しでもお返しがあったら良いな」くらいの感覚で活用するのが理想的です。

(3)露骨に期待しない

見返りを求めすぎないことと通じる話ですが、露骨に期待しないのも良い関係性を保つコツです。

見返りに期待していることが分かると、相手は不信感を抱くでしょう。信頼も失いかねません。思うような結果が得られないだけでなく、悪評が立つなどのネガティブな結果に陥ってしまうでしょう。

(4)信頼関係をつくることを優先する

返報性の原理をうまく活用するには、相手が自発的に「お返しをしたい」と思う必要があります。つまり、土台に信頼関係がなければなりません。

いきなりお返し狙いで行動するのではなく、まずはしっかりとコミュニケーションして意思疎通を図り、相手からの信頼を得られるように行動しましょう。

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