もうやだ。仕事の失敗で落ち込んだ時の対処法
失敗した時に必ずすべき2つの対処
気持ちの切り替えが完了したら、さっそく失敗に対する対処をしていきましょう。
失敗したという事実は変えられませんが、素早く丁寧に対応できたかどうかが重要。これ以上のミスやトラブルを未然に防ぐことにもつながります。
失敗の形はそれぞれ違うので、具体的な対処はさまざま。しかし、どんな仕事のミスにも共通して大切な「2つの対処」があります。
その1:上司に報告する
まず上司に失敗を報告し、失敗が会社に与える影響を確認しましょう。
関係者がどれほどいて、どれだけの影響があるのかを正確に把握し、対策を練って謝罪に行く必要があるからです。
失敗したことに気付いているのに、上司に報告せず隠すことはNG。早い段階で報告していれば収拾できた事態も、後からでは取り返しが付かないことになってしまうからです。
こんな時、どうにか隠すことができないか、自分一人で処理できないか、という考えが頭をよぎることもあるでしょう。しかし、これはあなたのためにも、会社のためにもなりません。また、失敗を隠す行為は、あなたが他の人達から信頼を失う原因にもなります。
正しいルートで正しい報告をすることは、あなた自身と周りの人、事業を守ることにつながるのです。
失敗の影響は、時間が経つにつれてどんどん大きくなるもの。気づいたタイミングで情報を冷静に整理し、すぐに関係各所へ報告しましょう。
その2:関係者への謝罪とお礼
まずは事態を収束させることが優先。できる限りのカバーや処理が終わったら、上司や関係部署、取引先に直接謝罪しましょう。出向くのに遠い場合は、電話で伝えます。
メールでの謝罪は誠意が伝わりにくく、事務的な印象を相手に抱かせます。メールを送る場合は、対面あるいは電話で謝罪をした後にするといいでしょう。
この時、言い訳ばかりしてしまうと相手に誠意が伝わらず、さらに怒らせてしまうこともあります。「部署間の連絡ミスでうまくいかなかった」「上司からの指示通りにやったはずですが」などの言い訳はせず、謝罪では丁寧な言葉遣いを心がけます。
謝罪の際には
1. お詫びの言葉
2.ミスの事実と理由
3.解決策
4.お詫びの言葉
の順で伝えましょう。お詫びの言葉は「ごめんなさい」「すみませんでした」などの軽いものではなく、下記のような言葉を使うのが適切です。
・この度は誠に申し訳ありませんでした。
・多大なるご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。
謝罪が済んだら、あなたのミスを一緒にカバーしてくれた上司や同僚へ、きちんとお礼の言葉も伝えておきましょう。