インセンティブって何? 歩合制やボーナスとの違いを分かりやすく解説
インセンティブ制度の注意点
インセンティブ制度は仕事を頑張りたい人にとって有益な制度ですが、一方でインセンティブがあるからこそ苦労するケースもあります。そこで、制度を活用するための注意点をまとめて解説します。
固定給とインセンティブの割合をチェックしておこう
インセンティブ制度で最初に気をつけておきたいことが、固定給とのバランスです。例えば、「月給25万円(インセンティブ込み)」と表記されていても、内訳は固定給が10万円、インセンティブが15万円の場合があります。
一見問題ないように見えますが、インセンティブがもらえず実際の給与は15万円程度になることも。見かけの給与だけで判断せず、きちんと固定給やインセンティブの金額や割合をチェックしてくださいね。
実力や努力がないと稼げない
インセンティブ制度で忘れがちなポイントが、必ずもらえる手当ではないことです。仕事を頑張るだけでなく、結果が出せるほどの実力や知識がなければインセンティブはもらえません。
また、目標をクリアできないことで自分を責めてしまい、会社で働くのがつらく感じることも。そのため、きちんと自分の実力に合う条件のインセンティブがある会社を選び、実力が発揮しながら働きましょう。
もらえないことも考えておく
インセンティブ制度は、社員の頑張りを還元するための制度であり、結果に応じて一時的に支給される手当です。そのため、安定してインセンティブを受け取るのは難しく、頑張って働いても、もらえないこともあります。
その結果、インセンティブを前提に生活していると、支給されなかった時に家計が苦しくなるケースも。固定給だけで生活できる範囲で消費額を考えるなど、インセンティブがもらえない時のことも考えておきましょう。
税金に要注意!
固定給に加えて受け取るインセンティブは、給与と同じように課税対象になります。つまり、インセンティブとして明示された金額よりも、実際の手取りは低くなる点に注意しましょう。
また、商品券や品物のインセンティブも課税対象になるケースがあります。インセンティブが発生したときには明細を見ておき、どれくらいの税金を収めているのかきちんと確認してくださいね。
「インセンティブ」の内容を正しく読み取ろう!
「インセンティブ」は、仕事への頑張りや結果に対して、固定給の他に支給されるお金や物品のこと。
インセンティブ制度があることで、仕事へのモチベーションや所得のアップに繋がり、やりがいを感じることもあります。一方で、インセンティブがあるからこそ仕事がつらくなることも。
そのため、求人などを見る際は自分の働き方とインセンティブのバランスを考え、自分らしく働ける会社かどうかを見極めることが大事です。
(kirara)
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※この記事は2021年04月15日に公開されたものです