セックスでイケない人の割合は? 4つの原因とイキやすくなる方法【医師が解説】
セックスでイケないと悩んでいる人は意外と多いのもの。また、オナニーではイケるのになぜセックスだとイケなくなるんだろう……と思っている人もいるのでは? 産婦人科医・医学博士の宋美玄先生に、セックスでイケない理由とイク方法を聞いてみました。
セックスでイケないという悩みを抱えたことはありませんか? まだ一度もオーガズムに達したことがなく、イク感覚が分からないという女性もいるかもしれません。
もしくはオナニーではイケるのに、パートナーとのセックスになるとイケないというパターンもあるでしょう。
今回は、セックスでイケない原因を分析し、対処法を紹介していきます。
セックスでイケないことに悩む人の割合
セックスでイケないことに悩んでいる人は、じつは意外と多いんです。
『ジェクス ジャパン・セックスサーベイ2020』によると、「オーガズムに達することができない」と答えた人の割合は男性が6%だったのに対し、女性は21.5%でした[*1]。
5人に1人以上の女性が「セックスでイケない」と考えていることになります。そして「セックスでイケない」と答える女性の割合は若い年代ほど高い傾向があり、40代では26.8%、30代で31.5%、20代で35.4%でした[*1]。
オーガズムとは結局何か、どうやったら分かるのかを産婦人科医・医学博士の宋美玄さんが解説します。
セックスでイケない原因とは?
上記のようにセックスでイケないという悩みは、あるあるのようです。
また、イケないと悩む人の中には「マスターベーション(オナニー)でならイケるのに、セックスだとイケない」という人も一定数いるようです。
イケない原因としては、何が考えられるのでしょうか>。
(1)パートナーによる刺激が好みと合わない
セックスでは、性的刺激をするのはパートナーの役割です。
反応を見て、ポイントや強さを探りながら刺激を加えていくため、それらが自分の好みと合わないこともあるでしょう。それが理由で、行為の最中にいまいち快感を得られない女性は一定数います。
一方、マスターベーションではイケる人の声を耳にします。マスターベーションはSOLO SEXとも呼ばれ、自分1人で行うものです。
自分が気持ちいいと感じるポイントを、自分好みの強さで刺激することができるので、性的興奮が高まりやすく、スムーズにオーガズムへと向かうことができるのでしょう。
また、マスターベーションの場合は、他人の目を気にすることなくできるというのも大きなポイントといえます。1人という開放感から性反応を十分に引き出すことができ、オーガズムを経験する女性も多いとされています。
女性がオナニーをする平均頻度や気持ちいいオナニーのやり方について産婦人科医に聞いてみました。
(2)オーガズムに達することを意識し過ぎている
セックスでは、気持ちいいポイントを刺激されていても、パートナーから見られていることが気になって、オーガズムに達するのを無意識に抑えてしまう場合があるでしょう。
また、パートナーの期待に応えようと、オーガズムに達することを意識し過ぎることも、無意識なオーガズムの抑制につながることがあります。
▶次のページでは、そもそもイクとはどんな感覚かを解説します。