愛されたい症候群とは? 満たされない原因と対処法【診断付】
愛される人になる方法
「愛されたい」と思うなら、愛される人になる努力も必要です。最後に、その方法をお伝えします。
(1)「ない」ではなく「ある」の発想を持つ
日常生活を、「ない」で考えてしまう癖がないかを点検してみましょう。例えば「今月はあと1万円しか使えない」「今日しか休みがない」など。
しかし、それを「今月あと1万円ある」「休みがあと1日ある」といったふうに「ある」で考えていくと、既に十分与えられていることに気付きます。
そうすることで、気持ちが前向きになり、そんなポジティブさが周りの人に愛される要素となっていくでしょう。
(2)好きなものを好きという
「愛されたいと願うなら、まず自分から愛すること」は前述しましたが、自分から愛し、さらにそれを相手に伝えるのは恥ずかしいと躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。
ですので、まずは好きなものを「好き」ということを意識してください。
例えば、「高尚な趣味でないから言うのは恥ずかしい……」と考えてしまう人は意外と多いのですが、人に迷惑をかけなければ「好き」は自由です。
自分の好きを堂々と言えるようになると、好きの対象が人になってもそれを伝えられるようになります。愛は待つだけではなく、伝えた方が返ってくる確率が上がるのです。
(3)一人で受け入れる
何でも一人で耐えることが良いということではありません。つらい時にSOSを出すこともとても大切です。
ただ、自分が「愛されたい症候群」の気質がありそれを直していきたいと思うのでしたら、つらさや寂しさを感じた時に「一人でその感情を受け入れる」という力を身に付けることも必要です。
愛されたい症候群の人は、愛をもらえたことが強烈な成功体験となり「もっと、もっと」とエスカレートしていきがちです。しかし、相手の与えられる限界はあります。「もう無理!」とバーンアウトされてしまったら戻ることは困難ですし、自分も深く傷つきます。
ですので、愛されたいのであれば、過度に欲しがる気持ちを抑えて耐える時間も大切なのです。
好きな人に愛されたい時にやるべきこと
好きな人からの愛情を感じられない不安の裏には、「こんな私を好きでいてくれるはずがない」というネガティブな思い込みがあるのかもしれません。
そんな気持ちがあると、自分を犠牲にして相手に尽くし、重い愛情を向けてしまいがち。相手にも犠牲を払って自分を愛してほしいと思ってしまうのかも。
あなたは何の犠牲も払わなくても、愛されるべき存在です。まずはそこに気がつき、自分を愛することから始めてみてはどうでしょうか。
自信がつくと冷静に物事を見られるようになり、愛情表現が少なくても相手は自分を愛してくれていると気づけたり、自分にはもっと良い相手がいると前向きに見切りをつけられたりするかもしれません。
自分から愛していくことも忘れないで
例えば、風邪を引いた時。自分の代わりに薬を買ってきてもらうことはできでも、体のつらい症状を相手に引き受けてもらうことはできませんよね。
これと同じように、自分自身の感情は、最終的には自分が引き受けて満たしていくしかないのです。
心に寄り添ってほしい、愛してほしいと願う気持ちが、いつしか自分と一体化してほしいという不可能な要求になってはいないでしょうか? 過剰に求めてしまう時ほど深呼吸を。冷静になって自分に問いかけてみることが大切です。
(小日向るり子)
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※この記事は2021年01月18日に公開されたものです