愛されたい症候群とは? 特徴や原因・対処法【診断あり】
彼氏や彼女、家族から愛されたい。「誰かに愛されたい」「愛情を感じないと不安」という思いは誰しも抱くもの。しかし愛されたい願望が強すぎると「愛されたい症候群」になる場合も。今回は、愛されたい症候群の心理や対処法を、心理カウンセラーが解説します。
日常が満たされていないわけではなのに、いつもなんとなく寂しい。
恋人に「もっと自分を必要とされたい!」と思う気持ちが強過ぎて、相手に愛情確認の行為がやめられない、など愛情のコントロールに悩んでいませんか?
今回は「愛されたい」と願う気持ちの正体を探り、そうした感情への対処法をお伝えしていきたいと思います。
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愛されたい心理とは
精神医学者のフロイトは、人間の最大のトラウマは「産まれてくること」であると提唱しました。これは言い換えれば、母親とへその緒でつながった状態が絶対的な安心であるということを意味すると考えられます。
したがって、母親から分離して「個」となっても、人はやはり「つながっている」という絶対的な安心への回帰願望があるということではないでしょうか。
「愛されたい」と願うことは生まれてきた人間誰もが持つ自然な感情であり、それは男女の恋愛に限定して生じる感情ではありません。実際は恋愛において使われることが多い「愛されたい」という概念ですが、それだけではないことをまず理解してください。
愛されたい症候群とは?
恋愛の場面において過剰に愛されたいと願う心理状態やそれに伴う言動を、世俗的に「愛されたい症候群」といいます。
「愛されたい」と願う気持ちは誰もが持つ感情ですが、この感情が「過剰」であるということがポイントで、しばしば相手に負担を強いていることが分かっていても止められないという状態を伴います。
チェック! 愛されたい症候群度診断
では、あなたの「愛されたい」と思う気持ちは、過剰と判断されるものなのかチェックしてみましょう。
4つ以上当てはまる場合は、愛されたい症候群かもしれません。
・恋人の愛情を試すような行動を取ってしまう
・付き合うとその相手とすぐに結婚をしたくなる
・親からの愛情が薄い幼少期を過ごした
・親が過干渉だった
・常に漠然とした不安がある
・自分に自信がない
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▶次のページでは、愛されたい症候群の傾向にある人の特徴を紹介します。