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自己肯定感と自尊心の違い。自己肯定感が低くなる原因と高める方法とは

桑野量(心理カウンセラー)

「自尊心」や「自己効力感」との違いは?

自己肯定感と似たような言葉に、「自尊心」や「自己効力感」があります。

自尊心は、自己肯定感と同じ意味で扱われることも多いです。英語に訳される際はどちらも「self-esteem」と同じ表現にもなります。

自己肯定感と自尊心は、どちらも自分のことを肯定したり、尊重したりと、前向きに受け入れる言葉ですが、自尊心は能力や魅力などの根拠や理由があって自分を受け入れるという意味で使われることが多く、自己肯定感は根拠無く受け入れる意味で使われるケースが多いです。

一方、自己効力感とは、心理学者のアルバート・バンデューラ氏が提唱したもので、ある状況下において目的を遂行するための適切な行動ができる確信の度合いのことです。

自己肯定感は目的などに関わらず自分を認めることですが、自己効力感はある特定の状況下で達成できるかどうかという自信の度合いを指します。

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