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自己肯定感と自尊心の違い。自己肯定感が低くなる原因と高める方法とは

桑野量(心理カウンセラー)

自己肯定感が低いとどうなる?

自己肯定感が低いと、どのような影響があるのでしょうか? 自己肯定感が低い人の特徴と併せて見ていきましょう。

(1)心が不安定になりやすい

自己肯定感が低いと、ちょっとしたことでもネガティブに捉えて、気持ちが振り回されてしまいがちです。そして、その落ち込んでしまった気分をいつまでも引きずり、不安定になる傾向があります。

(2)自分の短所に目がいくようになる

自分と相手を比べてしまうことも多くなります。短所もあれば長所もあるのが当たり前ですが、自己肯定感が低いと、自分の短所と相手の長所を比較する傾向があります。その結果、自分の短所にばかり目がいき、落ち込んでしまいます。

(3)ネガティブな表現が多くなる

「どうせ」「だって」など、相手の肯定的な発言に対してもそれを打ち消すようなネガティブな反応が多くなる傾向もあります。自己肯定感が低い場合、自分に自信を持つことが難しいので、褒め言葉をそのまま素直に受け取りづらくなってしまうのです。

(4)依存しやすくなる

自信が無いと、判断することが苦手になってしまい、自分以外の誰かに依存しようとするケースもあります。しかし、依存した相手に振り回されて、ますます気持ちが不安定になってしまうことも多いです。

(5)消極的になる

新しいことや、より高いレベルの仕事にチャレンジすることなどが苦手になり、消極的になるケースもあります。自己肯定感が低いことで、「どうせ失敗するから」と、自分の可能性や未来を否定的に捉えてしまうのです。

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