「ご苦労様です」はどう使う? 「お疲れ様です」との違いや使い方・類語を解説
気持ちの伝わる言葉選びを
近年における「お疲れ様です」「ご苦労様です」について、意味と使い分けを解説しましたが、いかがでしたか?
言葉のマナーは、時代と共に変化します。
今では辞書にも「目上から目下へ」と書かれている「ご苦労様」ですが、かつては「お疲れ様です」よりも丁寧で、目上の人にも使える言葉だったという説もあります。となれば、その時代を知る年代の中には、目下の人から「お疲れ様です」と言われることを不快に思う人もいるかもしれないわけですね。
双方のズレを防ぐためには「本日もありがとうございました。お先に失礼いたします」など、ねぎらいよりも感謝を表現するのも1つの方法です。
一番大切なことはやはり、相手への思いやりや気持ちがあるかどうかです。これを機に、気持ちの伝わる言葉選びを心掛けてみてはどうでしょう?
(前田めぐる)