お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

アボカドの栄養素とは? はたらきと栄養を逃さない食べ方

栄養の基本

平井千里(管理栄養士)

森のバターと言われ、脂質を豊富に含むアボカド。そんなアボカドにまつわる栄養の基本や効果、栄養を逃さない食べ方のコツとは? 管理栄養士でAll About「実践栄養」ガイドの平井千里さんに解説してもらいました。

アボカドはクスノキ科ワニナシ属の常緑高木に実るゴツゴツした皮を持つ、楕円形の果実です。あざやかなグリーンが目を引く、柔らかい果実が若い女性を中心に人気。学名は「Persea americana」といい、原産地は中央アメリカです。

今回は、そんなアボカドの栄養素、それを逃さない効率的な食べ方を解説します。

アボカドってどんな食材?

アボカドの歴史は古く、13世紀末のインカ帝国では食料とされていたほどですが、日本に伝わったのは100年ほど前といわれています。

ただし、当時の日本人の食生活には馴染まず、2000年ごろからの健康ブームに乗って、アボカドの栄養素が着目されるようになり、日本人の食卓にも頻繁にお目見えするようになりました。

通年輸入のためこれといった旬はない!

国内で消費されるアボカドのほとんどは輸入に頼っており、主な輸入国であるメキシコでは通年輸入しているため、これといった旬はないと考えていいでしょう。

食べ頃のアボカドの見分け方

食べ頃は皮を押すと少し柔らかく、皮の色が深緑(黒と表現しても良いかもしれません)になります。

輸入品のため、鮮やかな緑色のうちに収穫し、運搬中に追熟(ついじゅく)をして、食べ頃になったところで食卓に並びます。

アボカドは、生食できるため、調理時間を長く取れない一人暮らしの働く女性にもおすすめの食材です。

次ページ:アボカドに含まれる栄養素と効果

SHARE