カーネーションの花言葉。色別の意味と母の日に贈る理由
「母の日の花」というイメージの強いカーネーション。実は、恋人や友人にも贈りやすい花なんです。今回は、花の色によっても意味合いが変わってくるカーネーションの花言葉について紹介します。
「母への愛」という花言葉を知りながら渡したことのある人も多いであろう、カーネーション。言わずと知れた母の日の花ですよね。
カーネーションは色や咲き方でも花言葉が変わってきます。実は、お母さんに贈るだけじゃなく、友人や恋人にも贈りやすい花なんです!
今回は、そんなカーネーションについてご紹介していきます。
カーネーションってどんな花?
春に開花期を迎えるカーネーション。実は歴史が深く、古代ギリシャ時代にはすでに香料として栽培されていたといいます。
ちなみにカーネーションは日本でも人気の花で、キクに次いで2番目に出荷量が多い花だそうです。
カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」
カーネーションの花言葉は「無垢で深い愛」です。
ヨーロッパでは、キリストが処刑された時に聖母マリアが流した涙から生まれた花とされ、キリスト教の受難の象徴として、そして母性の象徴としても絵画などに描かれるようになったことから、この花言葉が付けられました。
母の日にカーネーションが贈られる理由
そして、カーネーションといえば母の日。
この習慣は、20世紀初めにアメリカの南北朝戦争で献身的な活動をした母親をしのび、その娘が白いカーネーションを教会に捧げたのが始まりとされています。
私たちのイメージにもある母の日に赤いカーネーションを贈る文化は、1907年にアメリカのアンナ・ジャービスによって提唱されたものです。
2024年の母の日とは
2024年の母の日は、5月の第二日曜日にあたる5月12日です。いつもお世話になっているお母さんに感謝を伝える母の日。
カーネーションをあげるのが主流ですが、今年は色や花言葉にもこだわって選んでみてはいかがでしょうか?
色や咲き方別にひも解くカーネーションの花言葉
母性をつかさどるイメージのカーネーション。実は、色や咲き方でも花言葉が変わってきます。
赤いカーネーションは「母への愛」
赤いカーネーションの花言葉は「母への愛」です。
他にも「愛を信じる」や「愛」「感動」の花言葉があります。
聖母マリアのイメージと、母の日の文化として定着していることからも納得ですね。
母への感謝を伝えたい時に、1本で贈るのもすてきですが、よく見るのはカスミソウをあしらった花束。カスミソウの花言葉は、白は「親切」、ピンクは「感激」などです。
お母さんにカーネーションを渡す場合、大事なのは、言葉でも思いを伝えること。
恥ずかしい場合や、素直に言葉が出てこないなら手紙で花言葉を添えるのもいいかもしれませんよ。
ピンクのカーネーションは「感謝の心」
ピンクのカーネーションには「感謝の心」という花言葉の他にも、「温かな愛情」「感動」など、赤と同じように親愛を込めた意味があります。
赤よりも柔らかいイメージを持ったかわいらしいピンクのカーネーションは、お世話になっている先輩や、お礼を伝えたい人に贈るのにもぴったりですね。
同じ「感謝」の花言葉を持つレースフラワーと合わせて贈っても良さそうです。
白いカーネーション「純粋な愛」
「純粋な愛」という、少し特別な意味を持つ白は、母の日に夫から妻へ赤いカーネーションと共に贈っても喜ばれそう。
普段素直に言えない感謝の気持ちを伝えたいならピンクのカーネーションと組み合せてもいいですね。
オレンジのカーネーション「情熱」
「情熱」の他にも「清らかな愛」などの花言葉を持ち合わせているので、恋人に贈るのにぴったり。
組み合わせとしておすすめの花は、ブルースター。
「幸福な愛」や「信じ合う心」などの花言葉を持っていますし、ブルースターの淡い青色で、カーネーションのオレンジが引き立つ花束になりそうです。
黄色いカーネーション「軽蔑」
黄色いカーネーションはうっかり贈れない「軽蔑」という花言葉を持っています。
というのも、ローマ帝国時代、キリスト教が迫害されていた頃の皇帝のカラーが黄色でした。
花言葉はキリスト教などにも色濃く起源を持つため、黄色の花には、弾圧時代を連想させる不信なネガティブなイメージの意味合いがあるものが多くなってしまったのです。
花言葉に意味を持たせて贈りたい時は注意してください。
濃い赤のカーネーション「私の心に哀しみを」
他にも「欲望」という花言葉もあり、ちょっと意味深なので花言葉を添えて贈りたい際は注意が必要です。
近年は「母への愛」のイメージが強まりましたが、母の日が普及する前まではカーネーション自体に「哀れな心」という花言葉が使われていたため、その名残なのかもしれませんね。
スプレー咲きのカーネーション「気持ちの高まり」
オーソドックスな一輪咲きに対して、1つの茎から数本の細い茎が出てたくさんの花を咲かせるのがスプレー咲き。
1970年頃から出回るようになり、一輪咲をしのぐ勢いで普及した人気のタイプ。
そんなスプレー咲きのカーネーションには「気持ちの高まり」という花言葉があります。1つの茎を元に華々しく咲く姿にぴったりな意味合いですね。
カーネーションは色のバリエーションも豊富ですが、咲き方もさまざまなものが楽しめます。
ナデシコのような花の形をしたダイアンサス系や、小型のマイクロ系も登場しており選ぶ時は迷いそうです。
カーネーションを贈るのにおすすめの日
カーネーションといえば、母の日に贈るイメージが強い花。ですが、実はそれ以外にも適したタイミングがあります。カーネーションを贈るべき日を見てみましょう。
母の日
母の日は、カーネーションを贈るのに最も適しているといえる日です。
子どもが母親に対し、ありがとうの気持ちを込めて赤いカーネーションを贈るのが一般的。
「感謝の心」「純粋な愛」といった花言葉から、夫が妻にピンクや白のカーネーションを贈るのも素敵です。
誕生日
カーネーションは、誕生日に贈る花としても好適です。そのやさしい雰囲気から、贈るとうれしい花ランキングの上位に入っています。
友人や恋人の他、面倒をみてくれている先輩やきょうだいに贈るのも良いでしょう。
カーネーションを贈る際に注意したいこと
母の日や誕生日にぴったりのカーネーションですが、贈る際には注意しなければならないことがあります。あわせてチェックしておきましょう。
贈る本数によって変わる意味
カーネーションは色だけでなく、本数にも花言葉がついています。例えば、1本は「あなたは私の運命の人です」、4本は「あなたを一生愛し続けます」です。
どれもポジティブな意味ですが、贈る相手によっては勘違いさせてしまうおそれがあるため気をつけましょう。
贈るカーネーションの色に気をつける
カーネーションを贈る時は、まず色に気をつけてください。特に、黄色は「軽蔑」、濃い赤色は「私の心に哀しみを」といったネガティブな花言葉がついています。
相手に悪い印象を与えたり、誤解を生んだりしないよう、色には重々注意しましょう。
素直な気持ちを花言葉に込めて贈ろう
実は色や咲き方で印象も花言葉も変わるカーネーション。
母へ贈るだけでなく、友人や恋人へも、色や咲き方のバリエーションを組み合せて贈っても喜ばれそうです。
贈り物の醍醐味は、相手のことを思う時間でもあります。じっくり、相手のことをイメージしてぴったりな花を選んでくださいね。
(さかもとみき)
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※この記事は2020年09月26日に公開されたものです