類友(類は友を呼ぶ)の意味は? 似た者同士を引き寄せる法則とは
類友とは「類は友を呼ぶ」の略。交友関係を振り返ると、いつも「類は友を呼ぶ」といえるような似た者同士の集まりになっていませんでしたか? 実は、心理学的側面から「類は友を呼ぶ」は本当だとか。心理カウンセラーの高見綾さんに、交友関係を広げる方法まで詳しく教えてもらいます。
他人から、あなたとあなたの友達の関係について「“類は友を呼ぶ”だね」と言われて、「それってどういう意味?」と疑問に思ったことはありませんか?
「類友(類は友を呼ぶ)」とは良い意味なのでしょうか? 今回は、自分と似たタイプの人と仲良くなるメリット・デメリットを挙げながら、交友関係を広げていくコツについて解説します。
類友の意味=類は友を呼ぶの略
類友とは類は友を呼ぶを略した言葉。まずは言葉の意味について確認していきましょう
類友(類は友を呼ぶ)の意味を辞書で調べると
「類は友を呼ぶ」の意味を辞書で調べると、ことわざで「気の合う者や似通った者同士は、自然に寄り集まって仲間を作るものである」(出典:『故事ことわざ辞典』)という意味のようです。
性格や考え方、価値観などが似ていたり、育ってきた環境や経験などに共通点がる似た者同士だと、親しくなりやすいことを表しています。
類語
ちなみに類は友を呼ぶを別の言葉で言い換えると以下のようになります。
・似た同士
・蛇の道は蛇
・同じ穴の狢(むじな)
蛇の道は蛇は「同類のすることは、その方面の者にはすぐ分かる」という意味のことわざです。同じ穴の狢も「一見別なように見えても、実は同類であることのたとえ」なので、類は友を呼ぶと近しい言葉だと分かります。
「類は友を呼ぶ」って良い意味?
「類は友を呼ぶ」は、良し悪しは問わないので、どちらの意味でも使われます。
例えば良い意味では、「私の周りにいる人たちは、前向きで仕事に情熱を持っている人ばかり。『類は友を呼ぶ』みたいでうれしい」「私の仲間は猫好きが多い。類は友を呼ぶってまさにこのことだよね」というように使います。
悪い意味では、「あの人たちはいつも文句ばかり言って手を動かさない。類は友を呼ぶっていうからね。そういう人たちで集まっちゃうんだよ」というように、悪い仲間を揶揄する意味で使われることもあります。