お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

語彙力を鍛える方法とは? 本当の語彙を増やすおすすめ4つ

ぱぴこ

語彙力が無いと思われがちな人の共通点

では、そもそも語彙力が「無い」と判断される人には、何か共通点はあるのでしょうか?

(1)表現のバリエーションが無い

冒頭で挙げた友人が、周囲から「語彙力が無い人」代表として認識されたのは、「すごい」「やばい」「ハンパねぇ」の3語完結だったからです。潔いです。

しかし、もちろん彼もその他の単語を知らないわけでも、漢字が書けないわけでもありません。高等教育を受け、有名大学といわれる学校を卒業し、一般企業で働いています。

では、なぜ3語完結なのか。

それは、その場その場で適切な言葉を脳みそから引っ張り出すことができないからです。そして、このように表現が少ないと「こいつ、いつも同じこと言っているな? (語彙力が無いな)」と思われるのです。

(2)指示語の使用が目立つ

「これ」「それ」「あれ」「どれ」など指示語、通称「こそあど言葉」ばかりを使う人も語彙力が無いと判断されます。

「先日指示したあれを、これしてほしいんだよね」
「あれをどけておいてくれって頼んだだろ」

あまりに「こそあど言葉」ばかり使っていると、語彙力が無いを通り越して「記憶力が落ちているのでは?」「認知機能の低下か?」と別の心配をされる可能性もあります。

(3)口語表現が多い

「めちゃくちゃ」「すごい」「かなり」など、ビジネスシーンでもとっさに適切な言葉が出てこなくて、口語表現を多用してしまうと、語彙力が無いなと思われます。

距離をつめるため、またはアイスブレイクのために口語表現を混ぜる人は、前後はきちんとしたビジネスシーンで適切な表現ができます。

しかし、言葉につまった結果、口語表現ばかりが出てしまうと「そもそも表現を知らないのでは」「文章を適切に構築できないのでは」という印象になります。

語彙力は「量×質」!

日本語は曖昧で抽象度の高い表現になりやすく、意識して使わないとすぐ輪郭がボヤけてしまいます。

自信が無いと無駄に長い文章になってしまったり、「お召し上がりになられます」的な敬語の上塗りでおかしな言葉を発してしまったり……。

「超すごい」「マジで」「エモい」などの、「便利だけど感情や情景を簡略化する言葉」に慣れ過ぎると、本来どんな言葉で表現すべきかを忘れていきます。それを避けるためには言葉の量を増やすトレーニングと、適切に組み合わせて表現する質を高めるトレーニングの両方が必要です。

どちらも一朝一夕ではいきませんが、自分の良くない癖を自覚して矯正することで「伝わりやすい言葉」を追求しましょう。

(ぱぴこ)

※画像はイメージです

※この記事は2020年08月04日に公開されたものです

ぱぴこ (外資系ときどき激務OLコラムニスト)

外資系ときどき激務OLコラムニスト。オシャレとズボラの狭間に生息し、ストレスを課金で潰すことに余念がない。趣味はNetflix、お酒、豚を塩漬けにすること。目標はゆとりのある生活(物理)。
Twitter:@inucococo

この著者の記事一覧 

SHARE