理由もなく泣きたくなるのはなぜ? 原因と対処法を解説【心理学】
泣きたい気持ちが生まれやすい人の特徴
泣きたい気持ちになることは、そんなに珍しいことではありません。ただ、そのような気持ちが生まれやすい人はいます。
それは、どんな人なのか。特徴は4つです。
1.感受性が豊か
刺激に対して影響を受けやすく、何事にもすぐに感情移入してしまう。過去の悲しかった出来事を思い出すだけでも泣きたい気持ちになる。そんな感受性が豊かな人は、泣きたい気持ちになりやすいといえます。

「感受性が豊か」とはどういうことか、その意味や感受性が豊かな人の特徴、長所&短所についてをコラムニストの浅田悠介さんに教えてもらいました。
2.共感力が高い
共感する力が高い人は、人の感情を想像して同じように感じることができます。
共感は人間に本能的に備わっているものですが、その力が高すぎると自他の境界が弱くなってしまいます。そうなると、他人に起きた出来事に感情が振り回されて、泣きたい気持ちも生じやすくなります。

共感力が高い人の特徴や、共感力の長所と短所、ちょうどいい共感力の身に付け方を心理カウンセラーの桑野量さんが解説します。
3.言いたいことを言えずに溜め込んでしまう
状況を考えたり嫌われることを避けたりするため、自分の欲求や感情を我慢してしまうタイプ。心の防衛機制である「抑制」が強く働いている状態です。
自分の感情をずっと抑えていると心に負荷がかかり、それを発散する行為として泣いてしまうことがあります。

自己主張できずストレスを抱えるすべての人たちへ、マジシャン&催眠心理療法士の浅田悠介さんが7つの対処法を解説します。
4.頑張りすぎる
真面目で完璧主義者の人ほど、自覚がないまま頑張りすぎてしまう傾向にあります。自分ではまだ大丈夫と思っていても、心の疲れやストレスは身体症状となって表れます。それが「泣きたいという気持ち」です。

頑張りすぎる人の特徴や、頑張りすぎて疲れてしまったときの対処方法について、心理コーディネーターの織田隼人さんに教えてもらいました。
▶次のページでは、泣きたい気持ちになった時の対処法を紹介します。