言いたいことが言えないのはなぜ? 心理と自己主張のコツ
言いたいことが言えないのは自分のせい? 世の中のせい? 自己主張できずストレスを抱えるすべての人たちへ、マジシャン&催眠心理療法士の浅田悠介さんが7つの対処法を解説します。言いたいことが言えなくなってしまう気持ちに隠された心理とは……。
突然ですが、
毎日言いたいこと言えてます?
・喋るのが苦手
・自己主張できない
・相手のことを考えて口をつぐんでしまう
うむむ、言いたいことを言えたらいいなって思いますよね。人生も有利に運べそうです。なんでこんなに自己主張するのって難しいんでしょうか。
今回のテーマは「言いたいことが言えないのはなぜか?」です。
その心理と対処法にせまってみましょう。
目次
言いたいことが言えない心理って?
それは「否定を恐れているから」です。
意見したときに、怒られたり、機嫌を悪くされたり、否定されたりするのが怖いのですね。特に本音ほど、否定されるとダメージは大きい――自分自身を否定されるようなものだから。そのぶん慎重になってしまうのです。
ゆえに、当たりのキツい人物ほど「言いにくい」わけですね。
例えば、立場が上の人や、頑固そうな人、言葉が荒い人に対しては、一層、その傾向が強まります。何も言えなくなるのです。
ちなみに子どもを認めずに(すぐに否定して)ガミガミ叱るような親のもとで育つと、そういう性格になりやすいです。何か言うたびに「それは違う!」と怒鳴られていては、言いたいことも言えなくなるというものですよね。