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「コンプレックスのない女」が語る、コンプレックス論

愛すべきコンプレックス

児玉珠里(もみじまんじゅりー)

「私にはコンプレックスがない」と語る、人気ブロガーのもみじまんじゅりーさん。自称「コンプレックスがない女」が、独自のコンプレックス論を展開します。

コンプレックスはあるかと聞かれると、私はないと答える。コンプレックスとは自分がほかより劣っているという感情、劣等感、のこと。

そんなネガティブな感情を受け入れるなんて私はごめんだ。そんなの抱えていられない! 私の人生にはいらない!

私にコンプレックスがない理由

私は日々、いかに自分の人生を楽しく生きていこうかを考え、努力している。劣等感ばかり抱えていたら人生が苦行になってしまうと思う。

自分の気に食わないところは誰にもあるし、ふとした瞬間に人と比べてしまって落ち込みそうになるときもあると思う。だけど、そこでその感情に飲み込まれてはダメ。飲み込まれそうになったら、おっといけないいけない、と思うことが大切だと思う。

自分を守るのは自分、自分の人生を作るのは自分、ということを忘れないでほしい。

コンプレックスはちゃんと受け入れてあげて、自分の一部だと認めよう。ってよく聞くけれど、私には無理だ。それができたら誰も苦労してないでしょ。

私は自分を守るため、人生を謳歌するため、コンプレックスという重荷を自分に背負わせない。受け入れ拒否です!

コンプレックスへの対処法は「解決する」か「諦める」

コンプレックスに悩む女性には、まずそのコンプレックスは絶対に解決できないことなのか、その悩みのために何か行動しているかどうかを聞きたい。

コンプレックスを抱えてしまっているのであれば、それは「ただちに解決する」か「諦める」のいずれかで対処するべきだと思う。

コンプレックスっていろいろある。シンプルに外見なら、メイクを研究するなりダイエットするなり努力でなんとかするのはもちろん、自分で努力するのが難しかったらプロにお任せするとかお金で解決するのも大賛成。

今時、整形だって全然アリでしょ。私自身、美容医療に頼っていることもたくさんある。私のまわりでも普通だ。悩みからは解放されなきゃ! 自分が幸せになるためならお金だって惜しまない。

外見以外だと、女性ならではのコンプレックス、たとえば結婚しているかどうかや恋愛経験・男性経験の有無もあると思う。

前提として、そもそもコンプレックスとは、誰かと比べるから起こりうるもの。人と比べるなとは言わない。だけど、みんな誰かをうらやましく思っているということを知っておくべき。

どんなに自分が惨めに思えても、そんな自分をうらやましいと思っている人はこの世にたくさんいる。そのうらやましがられている人生を大切にしていきたいと、私は思う。

結婚しているかどうかだって、独身の子は結婚している子がうらやましくて、結婚している子は独身の子がうらやましい。夫とうまくいってない子は離婚に踏み切れた子がうらやましいし、子どもがほしい子はママになっている子がうらやましい。ママは自由に時間が使える子がうらやましい。

言い出したらキリがない。つまり、みんな誰かのうらやましい人生を生きているひとりなのだ。

だから、その人生をもっともっと楽しむ努力を。あなただからできること、今のあなたにしかできないことがたくさんあるから、もっと幸せになって。

そして、努力したってどうしようもないことは諦めてしまっていいと思う。うんと解決策を考えて行動しても叶わないことだってある。そしたら、さっさと諦めてしまおう!

「最後まで諦めるな」「努力は必ず報われる」とかって言葉、私は嫌い。諦めも肝心。いくら努力したって、カメがウサギのように足が速くなることはムリじゃん。

ムリムリ〜! ってときは開き直ることも必要だと思う。努力しても叶わないことってこの世にはざらにある。それはあなたの努力が足りないわけじゃない。諦めて手放す。

それで、ほかの部分で補えばいい。カメはカメで頭がよくて、実際ウサギとのかけっこだってカメが勝ったじゃん。

あなたは誰かにはなれない。誰かになろうとしても、幸せにはなれない。あなたはあなた。

自分の人生をめいっぱい楽しんで

もう一度言うね。コンプレックスを抱えているのなら、そのまま放置しないこと。その闇は自分を蝕んでいく。解決するか、諦めるか。どちらかで処理して自分へのダメージを最小限にとどめることが、人生を楽しく生きるためのコツだ。

そして、なんでもかんでも簡単に受け入れないこと。自分が人より劣っていると認めないこと。

みんな誰かがうらやましい。あなたも誰かにうらやましがられている。外国の人から見れば日本に生まれているだけでうらやましがられているかも。

そんな自分に与えられた人生をめいっぱい楽しく謳歌するのが義務だ。あなたはあなたで、オリジナルだから。あなたがあなたじゃなかったら、今持っている大切なもの、大切な場所、大切な人には出会えなかった。

あなたにしかできないことがたくさんある。あなたじゃないとダメなことがたくさんある。今ある幸せに気づこう。そうすることで、本当の意味でもっと自分を愛せるようになる。

私だって弱い。でも劣等感を抱えたままでは生きていけない。だから、私にコンプレックスはない。これからもそう言い張って楽しく生きていく。

(もみじまんじゅりー)

※この記事は2019年10月24日に公開されたものです

児玉珠里(もみじまんじゅりー)

大手婚活会社退職後、本格派アーユルヴェーダサロン【Lakshmi】のセラピストに転身。恋愛・美容・ヨガ・スピリチュアルを学ぶ。「全米ヨガアライアンスRYT200」「耳つぼジュエリーセラピスト」の資格保持者。2016年に交際0日婚をした新米主婦。

●Instagram
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