「家から出たくない人」の心理と対処法。外に出たくなる方法とは?
仕事や恋愛に疲れてしまうと、もう家から出たくない! と思ってしまうことはありませんか? この記事は、家から出たくないと思ってしまう人の心理やその理由、引きこもりたい気持ちを克服するための方法について、心理カウンセラーの小日向るり子さんに解説してもらいました。
仕事や人間関係、恋愛などのプライベートがうまくいかないことが続くと、なんだか疲れてしまい「家から出たくない」という気分になることってありますよね。
もちろん家にいることが大好きというポジティブな気持ちで家にいる方もいますが、「このままでは引きこもってしまうかも」とネガティブな気持ちを抱えている場合は、なんとか気持ちを立て直したいところです。
今回は、この「家から出たくない」という心理を分析し、さらに引きこもりたい気持ちを克服するヒントもお届けしたいと思います。
「家から出たくない人」の心理
それではまず「家から出たくない」と感じるときの心の状態について、ネガティブなものからポジティブなものまで含めて解説してみたいと思います。
(1)身体が疲れている
外に出るためには起きたときのままというわけにはいきませんよね。
場所によっては、髪型を整えたり、メイクをしたり、洋服を選んだりしなければならないでしょう。
身体があまりにも疲れていると、外に出るというより、その前の「外出への準備」が億劫になってしまいます。
(2)心が疲れている
外に出ると必ずなんらかの刺激があります。
人と話さなくても、他人とすれちがう、電車で知らない人の隣に座る、景色が移り変わるなどはすべて刺激です。
刺激とは言いかえるとストレスです。
心が疲れていると、どのような刺激も受けつけなくなります。
(3)家が好き
これはポジティブな心理です。
たとえば、読書やDVD鑑賞、お菓子作りなど家でできる趣味を持っている場合、楽しいことをするためには家にいることがベストな選択なのです。
(4)面倒くさがり
心身が疲れているというわけでも、家でできる趣味があるわけでもないけれど、基本的に面倒くさがりの性格を持っている場合は、消去法的な理由で「外に出るのだったらまだ家にいるほうが楽」という心理になります。
(5)やる気が出ない
家にいても何事にもやる気が出ないという心理状態です。
感覚としては「鬱鬱としている」という感じです。
そのほか、だるさ、眠っても疲れがとれない、頭痛などの身体症状を伴う場合もあります。