卑屈になる原因とは? 卑屈な人の心理と性格を直すヒント
卑屈な心理が生まれる3つの原因
卑屈な性格は、いくつかの経験や体験が作用して生まれていきます。なぜ人は卑屈になってしまうのでしょうか。主な3つの原因を紹介します。
(1)生育歴の中でのトラウマ
「隣の○○ちゃんはできるのになぜあなたはできないの」「お姉ちゃんがあなたの年齢のときにはもっとできていたのに」など、多くの場合比較されることが多かった幼少期の背景が関係しています。
特に親や教師など、育てる立場にある人からの言葉は卑屈な性格だけでなく、さまざまな性格形成に影響を与えるのです。
(2)挫折体験が多い
挫折体験が多いということは本人が劣っているということとイコールではありません。
身の丈以上の環境に置かれる、あるいは自らそうした環境を求めたがゆえに、結果的に挫折経験が積み重なってしまい、それが卑屈感情を強くしてしまいます。
親が実力以上の学校や塾に行かせるケースはその典型的なもので、これは前述した生育歴ともリンクしてきます。
(3)見栄っ張りな環境
見栄や世間体を気にする家庭や見栄っ張りな人々がまわりに多い環境は、その見栄えから少しでも外れる者は非難されたり、排除されたりする傾向にあります。
それは当人にとって非常に怖いことであるため、指摘される前に先に自ら卑下してしまうという癖がつくのです。