人間関係リセット症候群の特徴とは? 治し方や接し方のコツ
人間関係を突然すべて断ち切る「人間関係リセット症候群」。その原因や心理とは? 心理カウンセラーの小日向るり子さんが、人間関係リセット症候群になりやすい人の特徴を解説。診断であなたの危険度をチェックします。
スマホの普及は人と人が24時間つながっていることを可能としました。
LINEやメールなど双方向のコミュニケーションツールだけでなく、SNSの台頭で近年は複数の人間が関わり合うコミュニケーションも可能になっています。
それは確かに便利ですが、常に「つながっている」という状況は気を抜く暇がなく、緊張感が続いている状態ともいえます。
最近は、そうした状況に疲れてある日突然、人間関係をすべてリセットしてしまう人を指す「人間関係リセット症候群」という言葉も出てきました。
今回はこの「人間関係リセット症候群」に陥る人の心理に焦点を当ててみたいと思います。
目次
人間関係リセット症候群とは?
「人間関係リセット症候群」とは、ある日突然連絡先をブロックしたり、メールアドレスや電話番号を変えたりして、すべての人間関係をシャットアウトしてしまう状態のことをさします。
突然会社を辞めて転居し、誰にも行き先を伝えないという大リセットをする人もいます。
ただし、これは病名ではありません。
自分にはもっとふさわしい居場所があるのではないかと自分探しを止められない「青い鳥症候群」や、翌日から始まる仕事のことを考えて日曜の夕方になると憂うつになる「サザエさん症候群」と同じように、人間が陥りがちな心理を表した造語となります。