お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

嘘つきな人の心理や特徴とは? 嘘の見抜き方・対処法をチェック

織田隼人(心理コーディネーター)

あなたのまわりに、「嘘つきだな」と感じる人はいませんか? この記事では、心理コーディネーターの織田隼人さんが、虚言壁を持つ人の心理や特徴を解説。また、嘘の見抜き方・嘘つきな人への対処法についても紹介します。

嘘をつかれるというのはとても迷惑なことです。

相手の言葉を信用できないため、言葉一つひとつの裏に隠されたことを推察したり、言った言葉をわざわざ裏で検証したりしなければなりません。

嘘をつく人と接する場合、これほどまでに面倒なのに、嘘をつく人は嘘をつき続けます。

今回は嘘をつく人をどう見抜き、どう接していくべきか、詳しく見ていきましょう。

嘘つきな人の心理とは? なぜ平気で嘘をつくの?

ただ嘘をつくといっても嘘をつくにはその「背景」があります。

何も考えずに嘘が出てくる人は本当に稀で、何かしら嘘をつきたい理由があるから嘘をついていることが多いです。

嘘をつく人の心理について見ていきましょう。

(1)隠したいことがある

浮気や借金など自分にうしろめたいことがあったり、締め切りが近づいているのに仕事をしていなかったりするなど、何かしら隠したいことがある場合に嘘をつくことが多いです。

「この人は嘘をついて何を隠したいんだろうか」と考えてみると、相手の本質が見えてきます。

(2)自分が責められたくない

失敗やミスがあったり、うまくいっていないことがあったりする場合に「自分が責められないため」に嘘をつく人も多いです。

自分の身を守るための嘘です。

もちろん、バレればあとでもっと面倒なことになるのですが、「その場しのぎ」で考える癖が強い人ほどその場を取り繕うために嘘をつくことが多いです。

(3)自分の利益になるようにしたい

だます意味で嘘をつく人もいます。

こういう人は「相手のことはどうなってもいい。自分の利益のため」と考えて嘘をついています。

嘘をつく人の中でも危険なタイプが、このように自分に利益を誘導するため嘘をついている人です。

相手を思いやる心がないので、こういうタイプと接していると、いろいろ不利益を被ることが多いです。

嘘つきな人の特徴9つ【男性・女性共通】

平気で嘘をつく人には、性別関係なく一定のパターンがあります。そこでここからは、平気で嘘をつく男女に共通する特徴を見ていきましょう。

(1)計画通り実行することや努力することが苦手

計画を立てても結局締め切りギリギリまで動かなかったり、普段から努力をするのが苦手な人は嘘をつきやすいです。

努力ができる人は嘘をつかずとも、自分の思っていることを実現できます。

自分の言葉を実現できないから嘘をつくのです。

(2)自分に自信がない

自分の能力や知識が足りていないと他人に思われるのが嫌な人は、嘘をつきがちです。

そして、その場しのぎでごまかして、あとでさらに困ったことになることが多いです。

自分に自信がない場合、いろいろな行動をして見識を広めて実績を作っていくしかないのですが、その実績を作る行動自体を面倒くさがってしまいます。

いつまで経っても自分に自信がない状態が続くので、結局いつまでも嘘をつき続けることにつながります。

(3)人に嫌われたくない、八方美人傾向がある

誰にも嫌われたくない、と考える傾向が強い人も嘘をつくことがあります。

人というのは意見のちがいがあるので衝突しやすいものです。

たとえば、スポーツひとつとってみても、好きなスポーツチームがちがうとそれだけでライバル視されてしまうこともあります。

そして誰にも嫌われたくない、という人はその場しのぎで相手に調子を合わせて、自分の意見をコロコロ変えます。

その場しのぎの会話なので、ほかの人と話すと矛盾点がどんどん出てきますが、嫌われたくないという心理で行動しているので、その場で嫌われないためにどんどん嘘を積み重ねていく傾向にあります。

(4)自分以外の人はどうでもいいと思っている

自分以外の人はどうでもいい、利用すべき存在としか思っていない人も嘘をつきます。

嘘がバレると信頼関係が崩れてしまうので、一般的には嘘をつくことを躊躇しますが、自分以外の人はどうでもいいと思っている場合には、「信頼関係が崩れても、新しい人をターゲットにすればいい」と考えるので、息をするように嘘を言えます。

さらに、もっともらしいことを口にして相手をだますこともあります。

(5)承認欲求が強い傾向がある

嘘をつく人の傾向としては、人に認められたい、すごいと思われたい、と考える人も多いです。

自分の能力やスキルが足りなくても「認められたい!」という気持ちは強いので、自分の能力が追いついていない分を「嘘」というカタチでカバーします。

嘘をつくことで自分が認めてほしいレベルにまで、一時的に自分を引き上げようとしているのです。

(6)断れない性格である

人からの誘いや頼み事を断れず、嘘をつくケースもあります。

例えば、恋人から急に呼び出された時、一緒にいた人へ「ごめん、仕事が入っちゃって」などと嘘をつくのです。

これは、断れない性格の人の中でも、特に「事情を説明して断るよりも無難な嘘をついた方が楽だ」と考えている人に見られる傾向といえます。

(7)仕事でプレッシャーを抱えている

仕事で高すぎるノルマなどを抱え、プレッシャーから逃げるために嘘をつく人もいるでしょう。

このような人の中には、上司に怒られたくないという気持ちから嘘の報告をしたり、会社を休むために病気を偽ったりする人も。

仕事のストレスが大きすぎて、嘘をつくことへの罪悪感よりも「とにかく怒られたくない」「逃げたい」という気持ちが大きくなりすぎた結果といえます。

(8)嘘をついている自覚や罪悪感がない

嘘をつくことが習慣化しすぎて、もはや嘘をついている自覚や罪悪感がなくなっている人もいるようです。

このような人は、嘘を指摘してもなかなか認めないでしょう。そもそも、自分が言ったことを覚えていない可能性もあります。

(9)頭の回転が速い

よく嘘をつく人の中には、頭の回転が速く口が達者な人もいます。

自分に都合よく嘘をつくには何と言えば良いか、どうすれば相手が納得してくれるか、即座に判断して言葉を発するのです。

このような人は、一見するとスマートで仕事ができそうな印象であることも少なくないでしょう。

【嘘つき度診断】あなたやあの人の嘘つき度をチェック

以下の診断では、10の質問であなたや周囲の人の嘘つき度をチェックできます。気になる人は試してみてください。

参考記事はこちら▼

あなたの「嘘つき度」を診断でこっそりチェック。その嘘、周りにバレてるかも!?

▶次のページでは、噓の見抜き方を紹介します。

次のページを読む

SHARE