「女性からのプロポーズ」ってアリ? #恋の答案用紙
女性が気になる恋愛事情を、社会人男性のみなさんに2択アンケート調査。恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析し、悩める女性を救います!
女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「女性からのプロポーズ」にまつわるアンケート。
「女性からのプロポーズ」ってアリ?
「彼は私との結婚を望んでいるのかな?」
「どれくらい待てばプロポーズしてくれるのかなあ」
同世代の友だちも結婚したし、親にも何かと心配されるし、もうそろそろかなと期待しているのに……彼と誕生日やクリスマスを一緒に過ごしてもプロポーズの言葉はナシ。
こんなふうに先のことが見えずにモヤモヤしている女性は多いもの。
そこで今回は男性たちに「プロポーズ」に関してこんなことを聞いてみたよ。
Q.「女性からのプロポーズ」ってアリ?
はい:85.7%
いいえ:14.3%
※有効回答数126件
す、す、すごい!! まさか8割以上もの男性が“逆プロポーズ”を歓迎しているなんて……。
「彼氏からのプロポーズ」を夢見ていた女性にとってはガッカリな結果かもしれないけど、大事なのは「どっちからプロポーズするか?」よりも「めでたくゴールインできるか?」だからね。
それでは、男性たちの真意をさらに暴いていくよ!
「女性からのプロポーズはアリ」派の男性心理
好感が持てる
・「それが意中の相手でも、そうでなくてもうれしいし、その瞬間に好きになる可能性がある」(37歳/その他/クリエイティブ職)
・「自分が結婚したい気持ちがあるんだったら、それを素直に表現する女性のほうが好感を持てる。逆に相手に言わせようとする女性は大嫌い」(37歳/医療・福祉/専門職)
ええーーーっ!! これまた衝撃な発言。「プロポーズされた瞬間好きになるかも」って……。
まあ、女性と同じように男性だって求婚されたら感動するってことね(笑)。
相手から言われることで「この人は自分との結婚を強く望んでくれた」「自分を生涯の伴侶に選んでくれた」とうれしくなるのかも。
そして何より「結婚したい気持ちがあるんだったら自分から言えばいい」という本音から見てとれるのは、男性は女性ほど結婚に対して積極的ではないってことよ。
彼女から背中を押されるくらいじゃないと、なかなか踏み切れないのはあるんじゃない?
それに男性側のキャリアや収入面から結婚に前向きになれない状況だとしたら、女性から「結婚しよう」って言われたほうがありがたいってもんよ。
自分が積極的じゃないから
・「自分のほうが弱気なのもあるが、形にとらわれたくないから」(37歳/その他/販売職・サービス系)
・「自分は積極的ではないので、相手から来てほしい」(32歳/ホテル・旅行・アミューズメント/販売職・サービス系)
そうね。プロポーズするのってすごく勇気がいることなんだよ。人生においてそう何度もしないものだし(笑)。
それに、男性だって「女性にとってプロポーズは一大イベント」だということも知っているだろうからね。
そうなると、絶対ハズしたくない。で、プロポーズの言葉やシチュエーションなんかで悩むことになる。
男性からしたらプロポーズなんて、名セリフを言うような仰々しいものでなく「そろそろ結婚しようか~」「そだね」みたいなさりげない感じが望ましいんだろうね(笑)。
ただ、ちゃんと気の利いたプロポーズをしないと、彼女から死ぬまで責められそうだから頭を抱えてしまうんだよ。
結婚を先送りさせないためには、プロポーズに対する彼の負担を解いてあげるべきかもね。
今の時代、どちらからプロポーズしてもいい
・「男性だからとか、女性だからとか、そんな時代は終わった」(30歳/学校・教育関連/その他)
・「どちらからでもいいと思う。男性からするのが普通という感覚はおかしい」(36歳/情報・IT/技術職)
もはや男女の役割に線引きなどない時代。
以前は男性しかできなかったことも今では女性だってやっているし、女性の社会進出は政府も推奨しているわけだし、プロポーズもこの先は逆転傾向になっていくかも!?
「私が稼ぐから!」「私についてきて!」「私があなたを守ります!」なんて男前なセリフが“男性が憧れる女性からのプロポーズ”になるかもよ(笑)。
ウェディング関連の雑誌や、婚活を取り上げるテレビ番組でも「男性を落とすためのプロポーズ」なんて特集が組まれたりしてさ。
草食化した男性が多い昨今、女性もほしいものがあるならば自ら狩りに行くのは大正解だと思うよ!
「女性からのプロポーズはナシ」派の男性心理
やっぱり自分から言いたい
・「そこは絶対に男性から行くべきだと思うから」(35歳/団体・公益法人・官公庁/販売職・サービス系)
・「大事なことなので自分から言うべきだと思う」(30歳/団体・公益法人・官公庁/その他)
プロポーズは男性からが鉄板! 大事なことは女性から言わせたくない! という人も存在するよね。
経済的に安定して家族を養える自信がついてからプロポーズしようと考える人も……。
ただそうなると、女性は彼が結婚できるタイミングを待たなきゃならないってこと。うーん、待つことって不安がつきまとうんだよね~。
「いつまで待てばプロポーズしてくれるのかわからない」という状態で歳を重ねていくのは、女性にとってはキツイでしょ。
散々待たされたあとでハッピーエンドが訪れればいいけど、待っていれば必ず結婚できるって保証もないからね。
恋の教訓:自分の幸せを真剣に考えるなら、女性からアクションを起こすべき!
一般的に男性は、女性より結婚を悠長に考えているもの。たとえ付き合っている彼女がいたとしても「いずれ」「そのうち」って先延ばす傾向がある。
仕方ないよ。女性にとって結婚は猶予のないことでも、男性に出産のタイムリミットはないんだもの。「自分が結婚したいと思えたときに腰を上げればいい」からね。
だから、結婚に思い入れの強い女性のほうから将来のことを切り出すのがベスト。それを機に、ズルズルした関係が前進するかもしれないしさ。
「私と結婚してください」って言っちゃっていいんじゃない? 好きな彼女からそんなこと言われたら、彼だって覚悟を決めてくれると思うよ。
それに、仮に「今はできない」と言われたとしても、誠実な彼なら“できない理由”を説明してくれるはず。
一番よくないのは、女性が無期限状態でひたすらプロポーズを待つこと!
だから、女性からプロポーズするのは大いにアリ。“自分が幸せになるため” には自分から行動することよ。
「俺はこの先結婚したくなるかわからないけど、とりあえず付き合ってよ」なんてダラダラした男性に、女性の貴重な時間を浪費しちゃダメだからね~!
P.S. 最後に……これまで「恋の答案用紙」を楽しみにしてくださった読者さま。今回を持ちまして連載をいったん終了することになりました。ここまで長く連載が続きましたのはみなさまのおかげです。神崎桃子から心より感謝申し上げます。
みなさん、またお会いしましょう!!
(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ)
※マイナビウーマン調べ
調査日時:2019年5月10日~5月11日
調査人数:126人(22~39歳の働く男性)
※この記事は2019年06月22日に公開されたものです