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男性にとって「恋愛」と「結婚」は別物? #恋の答案用紙

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

女性が気になる恋愛のアレコレを、男性たちに2択アンケート調査。結果をもとに、恋愛コラムニストの神崎桃子さんが男心を分析します。今回は「恋愛」と「結婚」にまつわるアンケート。

「恋愛」の延長線上に「結婚」がある? それとも別物?

「いま付き合っている彼と結婚したいな」

「恋愛の延長線上に結婚があってほしい」と望む女性は多いですよね。

しか~~し、大好きな彼とゴールインしたとしても、幸せな結婚生活を送れるとは限らない。だって、恋愛は好きなだけでやっていけるけど、結婚は好きなだけじゃやっていけないから。

そこのところ、男性はどう考えているのでしょう? 今回はこんなことを聞いてみたよ!

Q.「結婚」は「恋愛」の延長線上にある? それとも別物?

恋愛の延長線上に結婚がある:58.9%
恋愛と結婚は別物:41.1%
※有効回答数163件

「恋愛の延長線上に結婚がある」派と「恋愛と結婚は別物」派は、大差がない結果に……。

「恋愛した上で結婚したいのは山々だけど、現実はそう簡単にいかない」という自信のなさが、この数字にも表れているともいえそう。男性の深層心理を探ってみましょう。

「恋愛の延長線上に結婚がある」派

恋愛感情がないと結婚できない

・「お互い好き同士で恋愛して結婚というのが、自然な流れだと思うので」(37歳/その他/事務系専門職)

・「まずいきなり結婚はできない。たとえ前提だとしても、恋愛感情がないと続かないし、先が知れている」(29歳/自動車関連/技術職)

「好きという気持ちがなければ結婚に踏み込めない」という男性の気持ちは、よ~~く わかる。別に「結婚」そのものがしたいだけとか、結婚制度をベストだと思っているわけではないからね。

独身のまま結婚適齢期を過ぎた男性たちの言い分を私はこれまで聞いてきたけど、ほぼ「結婚したいと思える女性に出会えなかったから」ということに尽きる! そう、男性は“強いられて”とか“年だから仕方なく”で結婚することが許せないの。

別に、独身でいる自分が好きってわけじゃない。ひとりでいるほうが楽って言い聞かせているだけで、そういう相手が現れたらちゃんと結婚したいと思っている。「この人にそばにいてほしい」「この人を守りたい」と気づいたときには決意できるもの。相手を好きな気持ちこそが、男性を結婚へと導くのです。

恋愛で相手のことをよく知ってから、結婚したい

・「人間性を見るのに恋愛も必要だと思う」(29歳/医療・福祉/技術職)

・「段階を踏まないと結婚してから大変。長く付き合っても、結婚してから意見がぶつかるのに」(31歳/建設・土木/技術職)

結婚は、男性にとっても人生の一大イベント。そんなどえらい偉業を成し遂げるために“恋愛期間”が必要なの。人の本質はそう簡単に見抜けない。自分の年齢や経験が浅ければ浅いほど、異性へのジャッジは困難なはず。交際期間を経ないと見えてこないものも多いからね~。

だって、相手の性格を知ればいいだけでなく、ライフスタイルや金銭感覚や価値観など……「お互いにどれだけ理解し合うことができるか」が大事だもの。結婚後に「こんなはずじゃなかった!」と後悔しないためにも、相手をじっくり見ておきたいってこと。男性は恋愛しながら「この女性と結婚してやっていけるかどうか」の査定をしているのよ。

あなたも交際期間を通して「相手がダメ男じゃないかどうか」を見極め、不幸な結婚をしないで済むようにしてね。

「恋愛と結婚は別物」派

「恋愛」は遊び?

・「恋愛は遊び。結婚は真面目な社会活動」(29歳/その他/その他)

・「恋愛は下心があるが、結婚は下心だけでは続かないから」(23歳/商社・卸/販売職・サービス系)

「恋愛と結婚はちがう」と考える男性は、ぶっちゃけ「恋愛は性欲、結婚は安定」と捉えているということ。たとえ自分好みの女性が目の前に現れて「俺、この子と寝てみたい!」と思ったとしても、「俺、この子と結婚してみたい!」とは思わないもん(笑)。

また「恋愛は下心がある……」という男性のコメントも、まさにそのとおり。「恋」という字は下に“心”がついているから、下心で動くものなの!

つまり、男性にとって性欲と結婚はまったくの別物。結婚とは日常。それをそつなくこなすには、激しい欲望や刺激よりも穏やかなものでないとね。「互いにむさぼり合う」じゃ続かないでしょう。

結婚は「ずっと一緒に生活できるかどうか」が大事

・「半永久的に生活するわけだから、恋愛とはまったく別の覚悟を持つべき」(28歳/その他/事務系専門職)

・「一緒に生活するのは、好きだけではやっていけないから」(34歳/情報・IT/技術)

恋愛の最大の利点は、嫌になったらいつでもやめることができるところ。喧嘩したら無視できるし、顔を見なくともOK、距離を置くことも可能。おおげさに言えば、誰かの許可なく自分の意思だけで動くことができるのです。くっつこうが別れようが自由自在。

しかし結婚となると“相手と合わなくなったからすぐ別れる”ということはできません。結婚には、はたさなくてはならない義務や責任があるからです。簡単に別れさせないためにも「病めるときも、健やかなるときも……」と神様の前で誓わせるんだから(笑)。

恋の教訓:好きじゃないと結婚できないけど、好きなだけじゃ食べていけない!

結婚とは厄介なもので、相手を好きにならなきゃ結婚する覚悟はできないけど、好きなだけでもうまくいかない。

結婚生活がはじまると、恋人だったときには予測もつかなかったさまざまな問題や障害が出てくるでしょう。それは夫婦2人のことだけにとどまらず、相手の親や自分の親、兄弟・親戚などもかかわってくるのです。結婚生活がうまくいくかどうかは、“結婚によって発生する壁を乗り越えられるかどうか”にかかっている……。

そこで“互いに支えあって協力できる相手”ならば、末永くやっていけるはず。

だからこそ、「恋愛の延長線上に結婚がある」というよりは、「結婚相手としてやっていけるかどうかをしっかり見極めるために恋愛する」ほうが正しいといえるよね。

(文:神崎桃子、イラスト:タテノカズヒロ、構成:マイナビウーマン編集部)

※マイナビウーマン調べ
調査日時:2018年9月25日~9月27日
調査人数:163人(22~39歳の働く男性)

※この記事は2018年11月10日に公開されたものです

神崎桃子(恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト) (恋愛事情専門家・恋愛コラムニスト)

「恋が続かない」「出会いがあってもいい人止まり」「結婚にたどりつけない」「男(女)に逃げられてしまう」「復縁したい」「絶賛不倫中」「婚外恋愛したい」「結婚生活がうまくいかない」など、男女問わず"恋愛初心者から上級者まで"あらゆるカテゴリの恋愛にフォーカスできる恋愛専門家。

これまで大手ポータルサイトに数々の連載コラムを寄稿、自ら経験して得た"恋の教訓"を各メディアから幅広い年代の読者に伝授してきた。

男女の思考回路の違いや男心女心を追求した記事は定評があり男性読者も多い。

著書には「なぜ女はこんなことで怒るのか ~不機嫌な彼女をなだめる10の掟~」(impress QuickBooks)、「恋愛サファリパーク~必要なのは女子力よりサバイバル力!」(すばる舎)、などがある。

恋愛映画のコメンテーター、ライター養成、文章セミナー、恋愛セミナーの講師としても活動中。"草食男子仕置人"としてダメンズたちに積極的に関わり、恋愛アドバイス等も行っている。

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