無神経な人の心理と特徴10個。悪気なく傷つける人の対処法
無神経とは「恥や外聞、他人の気持ちなどを気にしないこと」という意味です。この記事では心理コーディネーターの織田隼人さんに、無神経な人の心理や特徴、人の気持ちを考えない無神経な人への対処法を解説してもらいます。
会話をしていてなぜかいつもイラッとすることを言う人、私の気持ちなんてそっちのけで、好き勝手にアドバイスを言う人、空気を読まずにおせっかいな発言をしてしまう人……。
みなさんも、このような「無神経だな」と思う人に出会ったことがあると思います。
自分のまわりに無神経な人がいると、自分もまわりも嫌な目にあってつらいものですよね。
しかも、残念なことに人の性格を直すというのは困難なことなので、無神経な人はこれからも無神経で居続ける可能性が高いです。
そういった無神経な人にはどう対応すればいいのでしょうか?
今回は、無神経な人の心理や特徴から、人の気持ちを考えない無神経な人への対処法までチェックしていきましょう。
「無神経」の意味とは?
そもそも「無神経」とはどのような意味なのでしょうか。辞書には以下のように記載されています。
む‐しんけい【無神経】
[名・形動]1 感覚が鈍いこと。感じ方が弱いこと。また、そのさま。鈍感。「騒音に―な都会人」
2 恥や外聞、他人の気持ちなどを気にしないこと。また、そのさま。「―な言葉」
(『デジタル大辞泉』小学館)
「無神経な人」など性格についていう時は、基本的に2の意味で使います。
無神経な人の心理とは?
なんかイラッとした発言ばかりする無神経な人は、どうしてそんなに無神経でいられるのでしょうか?
まずは、無神経な人の心理について見ていきましょう。
(1)相手の気持ちをあまり考えない
自分の発する言葉や態度が相手にどのような影響を与えるのか、あまり考えません。
これが無神経といわれるゆえんで、「相手のことを考えていない」のです。
相手のことを考えずに行動するので、相手が迷惑に思っていたとしても気にせず迷惑をかけ続けることになります。
(2)基本的に悪気がない
無神経な人は、そもそも悪気なく無神経な行動をしています。
悪気がないので、相手に迷惑なことをしているという認識がなく、問題が起きていないと考えています。
そのため、相手が嫌がっていても反省することもありません。
(3)人の言うことをあまり聞かない
無神経な人は、他人のアドバイスをあまり聞きません。
他人のアドバイスを素直に受け入れる人であれば、無神経な行動について忠告されたときに反省し、徐々に気が利く人に変わっていくこともあるかもしれません。
しかし、他人のアドバイスを聞かない人は、そのうちアドバイスしてくれる人や注意してくれる人もいなくなり、結果的に自分の性格を直すチャンスも逃してしまいます。
▶次のページでは、無神経な人に共通する特徴を解説します。