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目の疲れが肩こりにも影響!? 眼精疲労の解消法とは?

久保木香織

肩こりだけじゃない! 目の疲れからくる症状とは?

目の疲れを解消する方法がわかりました。最後に、目の疲れは肩こり以外にどんな症状を招くのか先生に伺いました。

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肩こり以外の症状

目の疲れが原因というより、その原因となっているブルーライトの影響になりますが……。ブルーライトに影響されるホルモンのひとつに「メラトニン」があります。メラトニンは、体内時計に働きかけて覚醒と睡眠を切り替える、睡眠ホルモンとも呼ばれるものです。夜間強い照明の中にいると体内時計が乱れてメラトニンの分泌が抑制され、睡眠や覚醒のリズムが乱れてしまうのです。また、睡眠の質が落ちると疲れがとれずにイライラしやすくなり、精神的にも不安定になるという悪循環を招くこともあります。さらに、メラトニンは抗酸化作用や疲労の回復などさまざまな効果を持つと考えられていて、影響を受けると慢性疲労を感じるようになってしまいます。夜間はブルーライトの刺激をできるだけ少なくして、脳を休めることをオススメします。

ほかにも、長時間ブルーライトを浴びると、「顔面神経(三叉神経)」が刺激され、痛みが引き起こされる場合があることもわかってきています。また、ブルーライトの明るく強い光は、網膜から脳を刺激します。メラトニン以外にも、アドレナリン、セロトニン、コルチゾールといった精神状態に影響するホルモンも刺激すると言われ、自律神経障害、さらには肥満にもつながることがわかってきています。

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