バナナダイエットは本当に痩せる? 効果とやり方を解説【管理栄養士監修】
「朝バナナダイエット」でもっと効果を出すためのコツ
続いて、「朝バナナダイエット」でより効果を出すためのコツをご紹介します。
朝にバナナを食べる時間は、昼食の3~4時間前!
バナナは消化されやすく、胃内停滞時間も1時間程度と短いため、早い時間に食べると昼食までに空腹を感じてしまうデメリットがあります。朝食時間は、生活リズムによってちがいがありますが、昼食の3~4時間前に食べると体への負担が少ないと言われています。たとえば、12時頃に昼食を食べるなら、逆算して朝8時前後にバナナを食べるのがいいでしょう。
もしも「朝バナナダイエット」を数日続けてみて、空腹になって集中力が欠けたり、昼食を食べすぎてしまうようであれば、下記でも紹介する油やナッツ、ヨーグルトなどのプラス食材で、腹持ちがよくなるように調整してみてください。
「朝バナナダイエット」の継続期間は2~3カ月がベスト!
ダイエットは、継続することが大切。一時的に体重が減少したとしても、ダイエットをやめるとリバウンドしてしまい、それをくり返すことで痩せにくい体になってしまいます。まずは2~3日で便通がよくなって、さらに1~2週間ほど続けるとダイエット効果が実感できるのではないでしょうか(※)。人の体質や細胞は1~3カ月のサイクルで生まれ変わると言われているため、2~3カ月間続けると、さらに効果が期待できます。
※あくまでも目安です。効果が実感できる継続期間には、個人差があります。
「酸味のある食品」や「植物オイル」をプラスするとより効果的!
バナナにちょい足しするとよりダイエット効果が期待できる食材は、「酸味のある食品」と「植物オイル」です。具体的な食品名と効果を見ていきましょう。
【酸味のある食品】黒酢・レモン汁・オレンジ・キウイフルーツ
「酸味のあるもの」の中でも、特に黒酢はアミノ酸も含まれているので、代謝を促す効果が期待できます。またレモン汁も、クエン酸の作用で疲労回復・リフレッシュ効果が期待でき、バナナに少ないビタミンCも補給できるのでおすすめです。オレンジやキウイフルーツを少量あわせて食べてもいいでしょう。
【植物オイル】オリーブオイル・亜麻仁油
「植物オイル」は、オレイン酸が豊富なオリーブオイルや、オメガ3脂肪酸が豊富な亜麻仁油などがおすすめ。抗酸化作用のある不飽和脂肪酸が多く含まれているので、バナナに大さじ1程度をかけて食べると、便秘解消の効果があります。ただしオイルは脂質が多く、カロリーが高めなのであくまで少量に。