ダイエット中、空腹を感じたときの対策&やってはいけないこと
ダイエット中の空腹に悩まされている人は多いのでは? 深夜にお腹がすいて眠れないときなどは、ちょっとくらい食べても……とつい、油断してしまいますよね。今回はダイエット中に空腹を感じたときの対策&やってはいけないことについて内分泌代謝内科医の会田梓先生の解説を紹介します。
<目次>
目次
逆効果! 空腹がダイエットにNGの理由
無理な食事制限やダイエット中にお腹がすくのはしようがないことだと思って、空腹を我慢していませんか? しかし会田先生によると、ダイエット中に空腹を感じてしまうような方法は、実は逆効果なのだそう。そこでまずはじめに、空腹がダイエットにNGな理由について紹介します。
(1)体が太りやすい状態を作ってしまう
空腹=低血糖状態が続くと、人間の身体は危機感を感じて、次に入ってくる糖質・脂質をしっかり吸収しようとします。つまり空腹のときに食べたものは余分な脂肪として吸収されやすいのです。また、動脈硬化を招くともいわれており、ダイエットだけでなく健康面でもおすすめできません。
(2)代謝が低下する
効率的なダイエットのためには適度な運動も必要ですが、空腹感があると効率が悪くなります。空腹状態が続くと、エネルギー補給のために筋肉を分解してエネルギーを補おうとします。筋肉量が低下すると代謝も低下し、痩せにくく太りやすい体質となってしまいます。
(3)便秘を招き、痩せにくくなる
ダイエット時は食事制限のため、栄養素が不足しがちです。これにより脂肪燃焼のための栄養素(カルニチンなど)も不足しやすく、食事量を減らすことで胃や腸などの消化管の動きも悪くなるため、便秘になりやすいです。便秘は肌に悪いだけでなく、代謝の悪化を招き、痩せにくい体を作ります。