【朝ヨガ】生理中もヨガでハッピーに! お腹をじんわり温める「バタフライのポーズ」
恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※隔週日曜日配信予定
生理中は女性にとって、思わずため息をつきたくなるような一週間……。体のダルさや痛みに加え、血流や体温、免疫力が低下しやすいなど、不調が起こりやすい時期でもあります。特に経血量の多い1~3日目はアクティブなヨガの練習はお休みして、仕事もほどほどに、のんびりモードで過ごすのがオススメ。そこで連載第11回目の今回は、リラックスしたい生理中に活用してもらいたい「バラフライのポーズ」をご紹介します。
お腹を温める「バタフライのポーズ」とは?
ヒザを曲げて足の裏を合わせる姿勢が“蝶の姿”に似ていることからネーミングされたこのポーズは股関節を柔らかくし、骨盤内の血流を促進することで、冷えやすい腹部を温めます。また、骨盤域を開くポーズなので、子宮からの排出力を高め、浄化を促します。前屈の姿勢はイライラや過度な緊張をゆるめ、疲労回復にも効果的。くつろぐような感覚で身をゆだね、ブルーな日を乗り切りましょう。
「バタフライのポーズ」手順
(1) 座り姿勢で膝を曲げ、足の裏同士を合わせる。かかとは股関節から少し離した位置に。
(2)手のひらは上に向け、息を吐きながらゆっくりと上体を前に倒し、体の力を抜く。そのままの姿勢で5~10呼吸ほどキープ。
【体が固い場合】
折りたたんだブランケットやクッションなどを頭の下に置き、姿勢をサポートすることで無理なく、体を脱力することができます。
※ポーズの注意点
上体を深く倒すことに意識が向かいがちですが、股関節に痛みや違和感が出ないように注意しましょう。頭の重さを活用しながら、首の力を抜いて脱力するように、自然に背中を丸めるのがポイントです。
本日のレッスンまとめ
月の満ち欠けサイクルと似た動きを示す女性の体にとって、月経は浄化のタイミング。また新たにはじまるサイクルのために、リセットするような気持ちで心身のケアをしましょう。のんびりとした呼吸を繰り返しながらポーズを行うことで、精神的な緊張やイライラも放出されていきますよ。
(監修・文:村上華子、撮影:masaco)
※次回は7月3日(日)更新予定です。お楽しみに!
★「日曜日の朝ヨガ」バッグナンバー
vol.1:気分を上向きにする「押し上げのポーズ」
vol.2:緊張をほぐす「腹式呼吸と猫のポーズ」
vol.3:質のいいお昼寝をうながす「やさしい逆転のポーズ」
vol.4:女性ホルモンを整える「橋のポーズ」
vol.5:“元気スイッチ”をオンにする「体側を伸ばすポーズ」
vol.6:仕事の集中力を高める「ハタ呼吸」
vol.7:五月病を吹き飛ばす「猫伸ばしのポーズ」
vol.8:目覚めをすっきりさせる「ワニのポーズ」
vol.9:健康美ボディを作る「三日月のポーズ」
vol.10:おなかのハリをすっきりさせる「ガス抜きのポーズ」
※この記事は2016年06月19日に公開されたものです