【朝ヨガ】便秘解消にもGOOD! おなかのハリをすっきりさせる「ガス抜きのポーズ」
恋に仕事に大忙し。がんばる自分も好きだけれど、休日くらいはお家でリラックスする時間を作りたい。そんな働く女性に向けて、ヨガインストラクターの村上華子さんが「日曜日の朝にオススメのヨガ」をお届け。約5000年前の古代インドから継承されてきたヨガのパワーで心と体をリフレッシュさせて! ※毎週日曜日7:00配信予定
くたくたに疲れた日は、自分を慈しむようにやさしく抱きかかえる、「ガス抜きのポーズ」がオススメです。“おなかを圧迫しながら繰り返す呼吸”“下半身を伸ばすストレッチ”という、ふたつのアプローチが体の疲労と機能を回復させ、深いリラックスを招きます。連載第9回目の今回は、おなかのハリをすっきりさせる「ガス抜きのポーズ」の手順をご紹介します。
腸の働きを刺激する「ガス抜き」のポーズとは?
慌ただしい日々のなかでストレスがかかると、自律神経のバランスの乱れから、胃や腸の消化器官の働きが鈍ります。「食べ過ぎてないのにおなかが張る」「便秘がち」なんていう人は要注意! そんなときは、両足の付け根をおなかに当てるようにしっかりと抱え、深い呼吸を意識することで滞った腸の働きを刺激する「ガス抜きのポーズ」が便秘症状の緩和に役立ちます。またこのポーズは、お尻や太ももの裏までくまなくストレッチするので、体の緊張を取り除き、精神的な高ぶりを鎮めることにも効果を発揮しますよ。では、さっそく手順を見ていきましょう。
「ガス抜きのポーズ」手順
(1)仰向けになり、両足をそろえたままヒザを胸に引き寄せ、おなかを圧迫。
(2)軽くあごを引き、背骨を伸ばしたら、のどや肩はリラックス。5呼吸キープする。
(3)息を吐きながら、頭を持ち上げ、ヒザに近づける。腹筋を使いながら姿勢をキープして、このまま3呼吸数える。
(4)ゆっくりと頭を床におろし、両手足を床に投げ出してリラックス。
※ポーズの注意点
両足を抱えるのがつらい場合は、右足のあとに左足、というように、片足ずつ行ってもOK! 両足を抱える動作で肩が緊張しやすいので、吐く息で肩、首まわりの力を抜きましょう。
本日のレッスンまとめ
「ガス抜きのポーズ」は、お母さんのおなかのなかにいる赤ちゃんをイメージする姿勢から、別名「赤ちゃんポーズ」とも呼ばれています。お母さんのおなかのなかのようにリラックスできる環境を整えたら、ぜひくつろいだ気持ちでのんびりと行ってみましょう。
(監修・文:村上華子、撮影:masaco)
※次回は6月12日(日)更新予定です。お楽しみに!
★「日曜日の朝ヨガ」バッグナンバー
vol.1:気分を上向きにする「押し上げのポーズ」
vol.2:緊張をほぐす「腹式呼吸と猫のポーズ」
vol.3:質のいいお昼寝をうながす「やさしい逆転のポーズ」
vol.4:女性ホルモンでキレイになる「橋のポーズ」
vol.5:“元気スイッチ”をオンにする「体側を伸ばすポーズ」
vol.6:仕事の集中力を高める「ハタ呼吸」
vol.7:五月病を吹き飛ばす「猫伸ばしのポーズ」
vol.8:目覚めをすっきりさせる「ワニのポーズ」
vol.9:健康美ボディを作る「三日月のポーズ」
※この記事は2016年06月05日に公開されたものです