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【栄養学講座】第5回:妊娠力アップには欠かせない! 「食べたい炭水化物」と「避けたい炭水化物」のちがいって?

細川モモ

おやつの“ダラダラ食べ”にご用心

働く女性約1,000名に実施した調査(※3)により、オフィスの滞在時間が長い女性ほどおやつの摂取量が多いことが明らかになりました。小腹が空いておやつをちょこちょことつまみ、3食の食事が疎かになっていませんか?  小腹が満たせるならおやつでなくてもいいという人は、是非おやつをスープや雑穀米のおにぎりなどに変えてみましょう。あるいはヨーグルトやナッツ類、甘栗、海藻スナックなど、少しでも栄養価の高いものをセレクトしましょう。

おやつや清涼飲料水に含まれるシュガーは炭水化物以上に血糖値を急上昇させますが、食後血糖150mg/dLを超えてしまうと体内のたんぱく質(肌・骨・血管・毛根ほか)が焦げてしまい、AGEと呼ばれる終末糖化産物ができてしまいます。これが卵胞液に蓄積することで妊娠力が低下することが国内の研究から報告されていますので、おやつを食べる回数は1日1回など、ルールを設けてほかは栄養のある補食を心がけることをオススメします。

◆今回のモモポイント!

「食べたい炭水化物」と「避けたい炭水化物」を意識して、妊娠力を高めよう!

 

(※1)出典:「妊娠しやすい食生活 ハーバード大学調査に基づく妊娠に近づく自然な方法」ジョージ・E・チャヴロ、ウォルター・C・ウィレット、パトリック・J・スケレット
(※2)出典:J Clin Endocrinol Metab. 2013, 10
(※3)出典:「働き女子1,000名白書」/出典:「Will consious Marunouchi『まるのうち保健室』調査」Copyright©2015三菱地所株式会社・一般社団法人ラブテリAll Rights Reserved.

(文:細川モモ、構成:マイナビウーマン編集部)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.08.09)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

※この記事は2016年05月12日に公開されたものです

細川モモ

予防医療コンサルタント。両親のガン闘病をきっかけに予防医療を普及させるべく、米国で栄養学を学ぶ。医療と食の専門家による予防医療プロジェクト「ラブテリ トーキョー&ニューヨーク」を日本とNYに発足。2011〜2015 ミス・ユニバース・ジャパン ビューティーキャンプ講師を努める傍ら、卵巣年齢共同研究PJ、妊婦栄養研究PJといった共同研究を進める。働く女子1,400名が参加した「まるのうち保健室」を三菱地所とともに立ち上げ、日本初となる「働き女子1,000名白書」を発表。近著に、働く女性のプチ不調、お悩み別レシピ本『細川モモの美人食堂』などがある。また、4月7日(木)に、新刊『美人の食卓は1日2000kcal—人生をキラキラさせる“足し算”ダイエット 』が発売された。



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