やつあたりする人の心理と対処法。やつあたりを避けるには?
やつあたりされやすい人の特徴
先ほど述べたように、やつあたりする人はやつあたりする相手を選んでいます。では、どういった人がやつあたりの対象として選ばれやすいのか、典型的な4つのケースを挙げてみましょう。
ケース1:自分にとって安全な人
部下や子どもといった自分よりも立場が弱い人は、やつあたりしても安全なので、その対象としては適任です。どんなにやつあたりしても何も言い返してこない、言い返してこられない、そういう関係性の人がやつあたりされやすいのはある意味仕方ないのかもしれません。
ケース2:自分に迷惑をかけた人
相手のミスに対して注意のレベルを超えた激しい罵倒も、やつあたりの一種です。
怒りの限界ギリギリで爆発寸前。そんなときに、部下がミスをした。カフェの店員がオーダーミスをした。
こういう相手もやつあたりの対象になります。自分に迷惑をかけたのだから怒って当然、というお墨つきが得られたので、遠慮なくあたれるのです。
ケース3:普段からイライラさせられる人
同じ部下でも、なぜかいつもやつあたりされる人とそうでない人がいます。
やつあたりの対象として選ばれるのは、よくミスをする部下、いくら注意しても直らない部下、反抗的な部下、といったように、普段からイライラさせられる相手です。
怒りの限界を超えて我慢できなくなると、日頃たまったうっぷんを晴らそうという意識も加わり、そういった人にやつあたりの矛先が向いてしまうのです。
ケース4:間が悪い人
怒りが爆発するとき、たまたまそこに居合わせただけ、という不運な人もやつあたりの対象になります。
上記の3つのようななんらかの理由があるわけではなく、ただその瞬間に近くにいたというだけでやつあたりされる。
不慮の事故に巻き込まれたようなものなので、防ぎようがありませんし、やつあたりされたからといって特に気にする必要もないケースです。