結婚式したくない! 本当に挙げなくて大丈夫?【プロが回答!】
夫婦円満のプロに聞く! 結婚式は重要?
既婚者の7割が挙げている結婚式。しかし、未婚女性の4割、未婚男性の5割が「結婚式したくない」と考えているようです。果たして、結婚式は挙げるべきなのでしょうか? そこで、夫婦円満コンサルタントの中村はるみ先生に、結婚式について詳しく聞いてみました。
結婚式は挙げるべき? 理由は?
まずは、先生に結婚式は挙げるべきか否か、見解を聞いてみましょう。
結婚式と披露宴は別物です。結婚式を挙げたほうが離婚を回避できます。その理由は3点あります。
【1】結婚式には、武士の「元服」と同じく“区切り”や“門出”と言った 通過儀礼の効果がある
1.式を行うことで、独身時代に別れをつけ結婚したという自覚ができる。
2.親・親族・友人に披露することで、離婚の歯止めになる。
3.相手男性が式にお金と手間と時間をかけたことで、結婚相手に価値があると刷り込まれる。心理学では、認知的不協和の解消と言います。
自分で出した「結婚式を挙げる」という結論によって自己説得し、今までの考えや態度を変化させ、既婚者としての意識を育てるのです。これを一貫性の原理と言います。
【2】式を挙げるための乗り越える課題や準備などの共同作業により、二人の絆が強まる
初めての共同作業である式準備は、お互いの考え価値観を伝え合い歩み寄る作業により二人の関係が深まります。
【3】二人の成長を親に見せることは親孝行となる
結婚式は今まで関わってくださった方、あなたの結婚を祝福してくれる方への挨拶です。結婚式で2人の成長を親に見せることは親孝行となります。ですから、親や祖父母が望むなら小規模でもすることをおすすめします。
結婚式したくない人は増えている!?
結婚式をしたくない人が増えてる、なんて聞きますが本当でしょうか? 本当だとしたらなぜなのか聞いてみました。
その傾向はありますね。
カップルが所属する地域・会社によって結婚式への考えは異なりますが、挙げない一番の理由は経済的余裕がないことのようです。社会的動物である人間は、周りの影響を受けやすいので、友人たちが式を挙げている場合、挙げる傾向が強まり、挙げない友人たちが多い場合、挙げない傾向が強まります。
結婚式したくない彼氏を説得する方法
自分は結婚式をしたいと思っていても、彼氏がしたくない場合、一体どうしたらいいのでしょうか? いい説得の仕方をアドバイスいただきました。
あなたが望む結婚式を具体的にしてください。もしチャペルで挙式、ケーキ入刀など「ザ・結婚式」を挙げたいのなら、最低300万円はかかるでしょう。そのうえで、彼の結婚式を挙げたくない理由を聞き出しましょう。
「あなたとの結婚式に大金を使う理由を感じない」これが式を挙げたくない男性の本音です。“結婚式を挙げたいあなた”への配慮をお願いしたいですね。
彼氏が結婚式したくない理由
彼の理由は次の5点ぐらいでしょう。
【1】宗教嫌いだから、宗教を取り入れた式は嫌
【2】2~3時間で、300万円前後の金額が消える披露宴は、どう考えても受け入られない
【3】「結婚式の思い出は一生モノ」と言うが、大金を費やさないと一生の思い出が買えないのか疑問
【4】招待客のご祝儀の負担が大きすぎる。呼ばれる側の負担も大きい
【5】くだらない見栄を張りたくない
彼の言い分は全部正論です。そして「お金じゃないの。私の夢だったの」この一言で彼があなたの気持ちに譲歩できなかったら、結婚生活は厳しいものになるでしょう。あなたが結婚式を挙げればよかったと後悔しないためにも、彼に納得してもらいましょう。
彼に納得してもらうためのテクニック
彼が変わる必要はありませんので彼を否定することはNGです。まずは彼の言い分を「そうだよね」と心から認めましょう。次に結婚できる嬉しさを伝えること。その後で子供のころから結婚式が夢だったという感情を伝える。彼があなたの感情に説得された形にすることです。「ザ・結婚式」から「挙式は人前式」などのあなたの歩み寄りと愛情表現も必要です。
ポイントは、あなたが負担できる金額と彼の友人たちの結婚式です。歩み寄りや金額負担にはあなたの姿勢が表れます。ですから笑顔で結婚や結婚式に対する夢を伝え、真剣さは諦めない対応で伝えてください。