髪がボサボサになる原因とは? 直し方&ヘアアレンジを美容師が解説
根本からボサボサ髪対策をする方法
ボサボサ髪を根本から直し、しっとりまとまる髪にするには、正しいシャンプーやトリートメントのやり方を覚えておくことが大切です。
ボサボサ髪の根本的な直し方を教えてもらいました。
(1)アミノ酸系のシャンプーを選ぶ
シャンプー剤は、洗浄力が強いと髪や頭皮の油分や水分を取りすぎ髪がパサつく原因となります。
ボサボサ髪には、保湿効果の高いアミノ酸系シャンプーがオススメです。洗髪は、髪同士は擦らずに頭皮をしっかり洗うようにしましょう。
髪が長い方はシャンプー時に髪が絡まりやすくなるので、シャンプー前にブラッシングをして、髪のもつれを取っておくのがポイントです。ブラッシングは、毛先から徐々に梳かすようにしてくださいね。
(2)トリートメントで保湿する
ボサボサ髪は、髪がパサつき傷んでいる証拠です。トリートメント剤で髪の内部までしっかり潤いを与えましょう。加水分解ケラチンやコラーゲンなどは、髪と同じたんぱく質で浸透性や保湿力も高くオススメの成分です。
トリートメントを塗布する際は、水気をタオルでふき取ってから髪の毛先を中心になじませます。また、すぐに洗い流すのではなく、3分~5分ほど放置してから洗い流すのがポイント。その際、蒸しタオルをすると浸透力がアップしさらに効果が高まりますよ。
(3)週に2~3回、オイルクレンジングをする
髪のうねりが気になる場合は、シャンプー前のオイルクレンジングがオススメです。毛穴の皮脂詰まりを取り除くことで、髪がスムーズに生えやすくなり根元にボリュームが出て髪のうねりも軽減されます。
また、オイル成分が頭皮や髪に潤いを与えパサつきや広がりも抑えます。頭皮用のクレンジング剤や植物油を乾いた頭皮に馴染ませ、5分程置いてからシャンプーをしましょう。
(4)ドライヤーで根元からしっかり乾かす
ドライヤー前は、水気をしっかりふき取り、根元から乾かしましょう。クセやうねりは、根元から出ますので、根元をしっかり乾かすことがポイントです。
髪を乾かす際は、キューティクルに沿って上から下に向かって乾かすと、髪にツヤが出でまとまりやすくなります。
また、髪は熱に弱いので、一カ所に長く当てず10cm以上離して乾かすようにしましょう。
(5)アウトバストリートメントを賢く使い分ける
ボサボサ髪は、こまめに保湿することが大切です。そのためにもアウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を賢く使い分けるようにしましょう。
ミルクタイプは、水分が多く浸透しやすいためドライヤー前の濡れた髪に使用するとよくなじみ、髪の内部まで潤いが届きやすくなります。また、ドライヤーの熱から髪を守る効果もあります。
オイルタイプは、油分が多いため髪の表面を保護する効果に優れているのが特徴。ドライヤー後の乾いた髪に、なじませることで髪にツヤを与え、広がりやパサつきを抑える効果があります。外出前に使用すれば紫外線から髪を守る働きもありますよ。
これらを上手に使い分けて、しっとりまとまる髪を目指しましょう。
(6)たんぱく質と良質な油を摂る
髪の主成分はシスチンと呼ばれるアミノ酸(たんぱく質)です。シスチンを多く含む食材、青魚や鶏肉、大豆製品、玄米を摂るようにしましょう。たんぱく質の合成には、ビタミンやミネラルも欠かせませんので、緑黄色野菜や海藻類も一緒に摂りましょう。
また、オメガ3脂肪酸(α-リノレン酸)と呼ばれる油は、細胞膜の構成成分で頭皮や髪に潤いを与える効果もあります。オメガ3脂肪酸は青魚やくるみ、亜麻仁油、えごま油などに多く含まれます。
ボサボサ髪対策をしよう!
ひと言で「ボサボサ髪」といっても、原因は多岐にわたることがわかりましたね。まずは、自分の髪がなぜボサボサするのか原因を突き止めてみましょう。
もちろん、ひとつとは限りません。原因がわかったら、齊藤さんが挙げてくれた改善策を試して、ぜひツヤツヤの美髪を手に入れましょう。緊急事態のときは、応急処置も試してみてくださいね。
(齊藤あき、マイナビウーマン編集部)
※画像はイメージです
※この記事は2015年04月22日に公開されたものです