お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
トレンド 生活

知ってた? 髪にいい「椿オイル」は食べてもOK! 卵料理やスイーツにも

齋藤純子

髪のうるおいを保つ油として、長年に渡りヘアケア製品などに使われてきた「椿オイル」。最近では美容や健康にいい食用油としても注目されています。「食べる椿オイル」の魅力を、All About「食と健康」ガイドの南恵子さんに聞きました。

■1200年前から貴重な油として使われてきた「椿オイル」

「椿オイルは1200年以上前からオリーブオイルと同様に、傷の治療やスキンケアとして使われてきました。最大の特徴はオレイン酸を豊富に含むという点です。オレイン酸は、オメガ9系の脂肪酸のひとつで、肥満や動脈硬化の原因となる悪玉コレステロールの値を上げにくい働きを持っていると考えられています」(南さん)

椿オイルのオレイン酸含有率は約86%(平成25年公益財団法人日本油脂検査協会調べ)。オレイン酸が多いと言われるオリーブオイルの70%台と比べても高い値です。また、オレイン酸を多く含む油には劣化しづらいという特長もあるそう。

「油は空気との接触や加熱によって、酸化と呼ばれる劣化が進みます。酸化は、香りや食感を損なわせるだけでなく、動脈硬化の原因になると言われる過酸化物質を増やします。オレイン酸を含む油は、油の中でも特に酸化しにくいという性質があり、オレイン酸が豊富に含まれている椿オイルは、美味しさが長持ちする、加熱に強い、というよさがあります」(南さん)

■カラッとした軽い口当たりやナッツのような甘い香りも人気の理由

では、「食べる椿油」はどのような料理に合うのでしょうか。ホテル椿山荘東京「レストラン 木春堂」では、「椿オイルフォンデュ」をメインとして提供しています。

「椿オイルフォンデュは、当ホテルの名称の由来でもある“椿”にゆかりのある料理ということもあり、創業時から続く人気メニューです。椿オイルをブレンドした揚げ油の入った茶釜で串に刺した肉・野菜・魚を素揚げする料理です。油切れがよく、口当たりがカラッとしているため、特に若い女性や年配の方にご好評いただいています」(ホテル椿山荘東京/石焼料理「木春堂」)

「茶釜懐石」15,000円~(消費税込・サービス料別)

「茶釜懐石」15,000円~(消費税込・サービス料別)

伊豆大島の椿オイル生産者である高田製油所・高田義土さんによると、自宅で揚げ油として使う場合も、他のオイルとブレンドして使うのがおすすめだとか。

「椿オイルを他のオイルに1割程度プラスするとさっくりと仕上がり、椿オイルの持つ風味と油切れのよさを感じていただけます。椿オイルを使用している天ぷら屋さんなどでも、椿オイル1割、ゴマ油2割、サラダ油7割でブレンドしているようです。また、オレイン酸は豚の脂の中にも含まれていることから豚肉と相性がよく、豚汁やポトフの仕上げにかけていただくと豚肉の旨みを引き出します」(高田製油所/高田さん)

また、椿油は卵料理にもよく合うそう。

「サラダ油の代わりに卵焼きに使用すると椿オイルのナッツのような甘い香りが加わり、卵焼きがグレードアップします。また、バターに似た風味もあるため、バターの代わりにスクランブルエッグなどに使うとコクや香ばしさ、口当たりの軽さを同時に楽しめます」(高田製油所/高田さん)


一方、長崎県・五島の製油所である今村製油所・今村光次さんイチオシの用途はスイーツ。クッキーやシフォンケーキなどを作る際に加えると、椿油独特の甘い香りが風味をプラスされるそうです。

「サラダ油を使用するレシピであれば、そのまま椿オイルに置き換えていただければOKです。または、レシピにある分量の1割程度を椿オイルに代えるだけでも、椿オイルならではの香ばしさを感じていただけます」(今村製油所/今村さん)

体にいい成分をたっぷり含んでいる上、料理の用途も想像以上に広い椿油。いつもの食卓に華やかなアクセントを加える役割も果たしてくれそうです。

(齋藤純子+ガールズ健康ラボ)

お役立ち情報[PR]