喉が痛い! そんな風邪に効く漢方薬は「葛根湯」じゃなくて「桔梗湯」!?
丸山先生「R子さんには桔梗湯(ききょうとう)を処方しますね」
R子「どんな漢方薬なのですか?」
丸山先生「生薬は桔梗と甘草の2種類です。桔梗は消炎、鎮痛、排膿作用があり、甘草には抗炎症作用があります。発熱がある場合は『桔梗石膏』という漢方薬を用いるのですが、R子さんはそれほど熱はないため、『桔梗湯』が良いと思います」
丸山先生の初心者講座
漢方薬は、含まれる生薬の数が少ないほど効き目がシャープという特徴があります。桔梗湯の生薬の数は2種類なので、速効性のある漢方薬です。
R子「喉の痛みが楽になるなら助かります。唾を飲みこむたびに痛くて……」
丸山先生「白湯に溶かして、喉の痛い部分にしみわたらせるようにゆっくり飲んでみてください。飲むタイミングはいつでも構いません」
R子「わかりました」