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つらい花粉症対策に! 漢方薬なら眠くならずに治せる!?

U子「どういう効き目があるんですか?」

丸山先生「小青竜湯は水様性(さらさらしていて水っぽい)の鼻水や痰があるときに用います。U子さんは体内に水分が多く分泌過剰な状態で、特に冷えたときに症状が悪化しているようです。この体内に溜まってしまった水を温めて発散しやすくする効果があります」
U子「なるほど。いまは体内に水分が多い状態なんですね」

丸山先生「名前に『湯』がついている漢方薬は、温めながら飲むのが効果的なので、お湯に溶かして飲んでください」
U子「わかりました」

~2週間後の再診~

丸山先生「いかがですか?」
U子「飲んだ次の日に鼻水の量が減ったと感じました。1週間たつころには、くしゃみ発作も減ったし、使うティッシュの量も減ったみたいです」

丸山先生「現在はどうですか?」
U子「だいぶよくなったので飲み忘れることがあるのですが、そうすると鼻水が出ちゃいます」

丸山先生「だいぶ改善したようなので、気になるときだけ飲むようにしても大丈夫ですよ」
U子「でも、くしゃみ発作はできれば抑えたいので、花粉が少なくなる時期までは継続的に飲むようにします」

丸山先生「わかりました。ではそうしましょう」

U子さんは3月末ごろまで服用を継続しました。

※効果には個人差があります。漢方薬の服用は医師の診断を受けてからをおすすめします。

(取材協力:丸山綾、文:小川たまか、イラスト:miya)

※画像はイメージです

※この記事は 総合医学情報誌「MMJ(The Mainichi Medical Journal)」編集部による内容チェックに基づき、マイナビウーマン編集部が加筆・修正などのうえ、掲載しました(2018.06.28)

※本記事は公開時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください

丸山綾

日本東洋医学会(専門医)、日本産科婦人科学会(専門医)所属。1999年日本大学医学部卒業。駿河台日本大学病院、丸の内クリニック等を経て、現在、霞が関ビル診療所で婦人科医師として勤務。専門分野は産婦人科一般、漢方治療。

※この記事は2014年02月14日に公開されたものです

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