「ニセモノの生理」に騙されてない? 生理不順の真実とは
妊娠・出産というと、まだ遠い先の話かもしれませんが、産む産まないに関係なく「産むのに必要なカラダ」について知っておいて損はないはず! “そのとき”が来たら、はたして自分は産めるカラダなの? そもそも、妊娠・出産ってどういうもの? 自覚症状がないまま進むカラダの異常って!? 知らないことだらけの「いつかそのとき」のために、ぜひ女子のみなさんに見ていただければと思います。
今回は生理不順と基礎体温の素朴な疑問にお答えします!
◆基礎体温
―「なんでそんなに基礎体温を測らなければいけないの? 結婚したら必要かもしれないけど、まだ結婚してもいないのにつけるべきか、重要性が知りたい」(26歳)、「生理周期が1カ月おきに長くなる(30日で来た次の月は2カ月空く)」(24歳)
「未婚のいま、基礎体温は必ず測らなくてはいけないということではありません。しかし、1カ月に1回性器からの出血があったとしても、それが『本当の生理とは限らない』ので、それを知るために、基礎体温測定が有用だということです。
本当の生理というのは、卵子が育って、排卵して、でも妊娠しなかったから子宮の内側にある内膜という受精卵のクッションがいらなくなり血が出る、というものです。だけれども、卵子がそもそも育たず、排卵しないのに出血が起こることもあります。そこはカラダの内部で起きることなので目には見えないので、推測するしか手立てはありません。そこで判断するときのひとつの手掛かりとして、基礎体温表を見ています。
point 排卵があるかないかは、自分でも知ることができる!
基礎体温を測って記録してみましょう。低温期と高温期とにわかれていれば、排卵があるということ。医師もそれを見て排卵の有無を判断しています。
2カ月生理の間が空くというのは、きちんと卵子が育っていないか、育つまでに日数がかかるからだと考えられます。生理の間隔がまばらな『稀発(希発)月経』になっていて、そういう人は、出血が本当の生理ではない可能性が高いのです」